起床は、朝6時頃だったかな。
太陽の出番はまだだった。月の出番の最中だった。
まだ暗いけど、美しい。
朝日の時間は調べていなかったけど、まだ時間がありそうだったので先にシャワーを浴びることにした。
でも、水浴びになってはいけないと思って早業で体を洗って出て、髪はシャワーでは洗わず、キッチンで洗いました。キッチンなら太陽熱じゃないだろうと思って。
髪を洗い終わったら、太陽が少しずつ登場してきていた。
おはようございます。
何の苦労もなく部屋からこんな風に朝日が見えるなんて、すごいことだよね。何て貴重な体験をしたのだろう。
何てことには現地では気が付くこともなく、せっせと支度をして、ちょっと鼻水だらだらでカゼ気味だなと思いながらも、今日も一日元気に始めましょう。
行こうか。
喜望峰へ。
喜望峰までは一本道なので迷わないけど、猿避けには少し苦労した。
日光みたいだなと思いながら走っていたら、もっと出てきました。
猿、今もいるのだろうか。
ところで、数キロ先の喜望峰ですが、「車でぎりぎりまで行って降りたら喜望峰」、というわけではありません。
まず自然保護区へ入り、お金を払います。もちろん車のままね。
自然保護区といっても、こんな風にしっかりと舗装されており、運転もいたって安全です。そして、何もないので見晴らしがいい。
入った後、喜望峰ではなく、まずは、「喜望峰が見える」ポイントへ向かいました。
大きいので、離れたところから見ないと何だか分かりません。喜望峰の上に立って写真を撮っても、「海沿いでの写真」にしか見えない。
ビューポイントごとにちゃんと駐車場があります。
駐車場から1枚。あれは喜望峰じゃないよ。
下を見るとこんな感じだった。今は柵らしきものがあるかもね。
このような看板を見つけたので、このビューポイントから喜望峰までは往復徒歩1時間半で行けるようです。車をここに置いて歩いて行ってもいいね。私は車で行ったけど。でも、喜望峰が見える丘はこの写真の上の高台ですので、
私はまず真っ直ぐそちらへ。
少し高いので、ちゃんとケーブルカーもあります。ケーブルカーが大好きな私は往復で買いたいところだったけど、帰りは歩きで、行きだけケーブルカーにしました。2019年10月現在、大人片道65で往復80ランドのようです。400円から600円ぐらいだとすると、少し高い気がする。
あっと言う間に着いたから。
これが喜望峰。始めまして。
昨日南アフリカに到着して、今日もう目的を達成してしまった。
この姿を、自分の目で見たかったんだ。
なのに、喜望峰ほどの場所の写真を3枚しか撮っていない私の馬鹿さ加減がすごすぎる。
あれだけ時間をかけて行って、たった3枚。
今では一つの旅行で2,000枚以上撮ることもあるのに、たった3枚。
ビューポイントから下を見て一枚撮っているけど、言われないと何だか分からない・・・。
でも、このビューポイントでしばらくボーッと眺めていました。
「こんな地球の端っこまで来たんだな」と一人で感動していた。朝早かったから誰もおらず、独り占め状態だったし。
喜望峰はこの旅のゴール。もうゴールに着いちゃったのか。
色々思うところもあったけど、椅子もなかったし、のんきに座っていられる場所もないし、海風は強いし・・・と、3枚の写真で満足して降りていくことにしました。
だけど、目的達成で一気に緊張感がなくなったのか、様子がおかしかった。
気分はいいけれど、ご機嫌ではあるけれど、具合が悪いらしい。
少しフラフラしながら、歩いて下へ。
楽しい下り坂。
このビューポイントを独り占めしたければ朝早く行くべきだと思います。夏は特に混むと思うし。これがケープポイントのHPらしいので、一応貼っておきます。開いている時間などは季節によって異なるようなので、チェックしてみて下さい。
さて、続いては、喜望峰の見える場所ではなく、喜望峰そのものへ。徒歩移動ではなく、車移動です。どのぐらいの距離を走ってどこに停めたかは全然覚えていないけど。
到着してみたら、やはりただの崖とか海岸にしか見えなかった。
これ、喜望峰です。
英語で「喜望峰」と書いた看板があります。それぐらいしか、ここが喜望峰だと証明できるものがありません。なのでみんなそこで写真を撮ります。
サイトオーナーが邪魔だという悲しい写真だけど、これしかないので仕方がなく載せます。右手は、風が強いから前髪を押さえているのよ。
全景じゃないと喜望峰という感じがしないでしょう。ここには記念写真を撮りに行くだけにして、やはり喜望峰は先ほどのビューポイントに行くべきだと思います。
さて、海岸沿いはビューポイントがいくつかあり、車も停められるようになっています。
なので、どこだか分からないけれど、何か所か寄ってみた。
路駐もしてみた。
どこからでもすごい波が見えた。
漬け物石に良さそうだった。
砂が白いのは、私が明るさを変えてしまったからです。
その後、あっという間に喜望峰を後にする私。やっぱり最初のビューポイントが一番いいよ。あそこにレストランがあればもっといいのに。
見晴らしのいい道を戻って行く。
お昼にしようか。
サイモンズタウンまで戻ろう。というか、そこまで戻らないと何もないけど。
運転しながら、どうしてもなんかやっぱり具合が悪いなと思う。
でも、喜望峰は大満足。
楽しかった。
だけど具合が悪い。
でもやっぱりお腹がすいた。
サイモンズタウンの中心部へ停め、レストランを探し、どこかの2階にあったレストランへ入りました。混んでいた。休日だったからかな。
サーモン。おいしかったよ。海沿いだし、やっぱり海鮮がいい。
さて、喜望峰が意外に早く終わっちゃったので、午後はどこへ行こうか。
なんて考えていたから、まだ少しは余裕があったと思う。熱が上がり始めていたのに。