もう具合も悪いし一旦戻って・・・と、リターンドライブを開始。
でも、海岸沿いに出るとやっぱり綺麗だったし、ちょっと停まってみた。
何人か遊んでいる。
少し進むと誰もいなくなったけど。
でも私、見つけちゃったのよ、あるものを。 だからそこまで行ってみようと思った。
思いたったら、構わず路駐。今はもっと整備されていると思う。
「あるもの」がいる先まで、歩いて行ってみる。
私の来た道。
この子までの道。
お一人らしい。私と一緒。
私は動物が苦手です。だけど、何となく寄って行ってしまうのです(そしてケニアまで寄って行ってしまった)。触れもしないのに。アレルギーなので触らないほうがいいのだけど、当時は自分のアレルギーをまだ知らなかった。単純に怖くて直接は触れなかった。
その代わり、間接的に頭を撫でできた。なんかダウンのお陰で私がデブに見えるけど。
具合が悪いくせにこんな風に遊んでいると、後ろから男性の声がした。
「何してるの?」
別に何もしていないので、
「この子がいたし、綺麗な海岸だなと思って入ってきたの」
と素直に答えると、
「ここは立ち入り禁止地区だよ」と教えてくれました。
人がいない理由を理解した。
でも、別に彼は政府の人なわけでもなく、私と同じようにこの子を間近で見たくて車を止めてやってきた人の一人だったはずなので、やっぱりパシャリ。
そして私は瓶を見つけたらしく、落書きしています。
懐かしい私の20時5分。
さて、立ち入り禁止地区を出て、ホテルへ向かって再びドライブ開始。
そしたら、サイモンズタウンの手前で、ヒッチハイクをしている男の子がいた。現地人でもないくせに、停めて窓を開けて「どこまで行くの?」と聞いてみたら「サイモンズタウンだよ」と言うので、乗せました。
実は、既にヒッチハイクをしている人を何人か見かけていたけれど、全然場所とか分からないし、相手が女性でも停まりもしなかった。今回は、海岸沿いでホテルも近く喜望峰向きの方向だったので、おそらくサイモンズタウンンの辺りに行くのだろうと思って停まってみました。
彼は駅のあたりでいいと言っていたので、しばらくの直線ドライブをして、駅のところでバイバイ。
今のところ、後にも先にもヒッチハイクを乗せたのはこの時だけです。危ないとか、全然考えなかった。そんな雰囲気じゃなかった。
さて、夕方頃に部屋へ到着し、帰って又休憩。咳はなかったけど、熱と鼻水でつらかった。
そして、休んだ後は、今日も頑張って夕食へ。 車で移動しないとレストランもないというのは、具合が悪い時には辛いものがある。こんな時はルームサービスが良かった。
ハンバーガーは今日だったらしく、
「またホテルでしばし意識不明。頑張って夕食に出る。ハンバーガー食べた。アフリカでアメリカン。こんなんで明日大丈夫かしら」
と書いてある。
・・・・・・・・・・。
おかしいな。ハンバーガーいつだろう。まあいいか。
さて、翌日は、いよいよサイモンズタウンとお別れしてケープタウン市内へ戻る日です。行きは電車だったけど、帰りは車。
無事に着きますようにと祈りながら。