一晩中とっても寒かったバックパックの宿の夜を乗り切り、朝になってからシャワーを浴びにバスルームへ。
早く温まりたい。
だけど、ちっともお湯が出てこない。冷たい水のまま。
僧侶じゃあるまいし、こんなカゼの体に冷水など浴びたらこじらせちゃうじゃないか。
これは大変。
そして、バックパックの宿では電力供給不十分だと見切りをつけて、ホテル移動を決意。 最初に泊ったチューダーホテルのレシートを見てチューダーホテルへ電話をしました。
チューダーホテル、幸いお部屋は空いていた。ただ、この間泊まったのと同じ部屋ではないと言われました。どんな部屋でもここよりはましだろうとは思ったけれど、カゼをひいてるので、暖房付きの部屋がいいのと言ってみた。
そしたら、暖房つきの部屋はあるけれど、パネルヒーターだとの返事。またパネルヒーターか・・・とは言わず、「それ、暖かくないでしょう」と呟いたら、「今からつけておいてあげる」というので、「ありがとう!」と言ってそのまま電話で予約成立。
バックパッカーズには連泊と言ってあったけど、急に知り合いが泊めてくれることになったのでキャンセルしたいと言って出ました。
何もせずに出ていくのは癪に障るので朝食を食べてから出て行ったけど、急ぎ過ぎて預けてあったデポジットを回収するのを忘れてチェックアウトしてしまった。50ランドぐらいだったかな。
そして、小さなスーツケースを朝っぱらからガラガラひいて、すっぴんでチューダーホテルへ。あの人気が無く寒い朝に響くキャスターの音は今でも覚えている。
そして、チューダーホテルに到着。シャワーも浴びずにすっぴんで行ってもいいと思うほど近くはなかった。
安堵の溜息もつかの間、「パネルヒーターとは、半径5センチしか暖めないものなのだ」と知る。
妥協の解決策として、「布団をもう1枚下さい」と頼んでみた。覚書には、
「もういいよこれで」
と書いてあります。
でも、部屋は寒いけどお湯はちゃんと出たし、熱いシャワーだけでも救いだった。
ホント、この時のシャワーも気持ちが良かった。生き返った。
さて、支度もしたし、本日もウオーターフロントへ行こう。
多分又バスで行ったんだけど、そこの記憶はありません。タクシーには乗っていないし、この距離で歩こうとは思わないはず。
あまりに寒かったので、ヴィクトリアショッピングセンターに到着すると、パーカーを買いました。ダウンの下に着ようと思って。5000円ぐらいだったと思う。このパーカー、多分ハンドメイドなんだけど、すごく暖かいです。
今でも持っている。
当時は気が付かなかったけど、タグにケープタウンと書いてあった。
その場で値札などを取ってもらい、早速ショートダウンの下に着ました。それでも寒かったけど、大分ましになった。9月ではまだ寒いだろうから、防寒具を持って行ったほうがいいと思います。海風がすごいし。
そして、何か食べましょうと思ってフードコートに行き、タイ焼きそばを食べた。何でこんなものを食べたのだろうと悩むほどまずかった。
嫌そうに焼きそばを食べていたら、どこからか日本語が聞こえてきました。どこからも何も、隣にいた。
ということで、ちょっと話しかけてみました。男性3人で撮影に来ていたらしいです。この日の夜はロンプラに載っていたライブハウスに行くつもりだと言ったら、一緒に行きたいとのことだった。そして、夜再び会う約束をしてお別れ。
その後すぐにジャンベ屋さんへ。今日又来るねとオーナーに約束してあったので。でも、行ってみると誰もいなかった。ところで、ジャンベとはこんな太鼓です。
向かいのジャンベ(こちらもジャンベショップ)屋さんで聞いたら、オーナーはすぐ戻ってくるというので、お店で待つことにしました。ホントにすぐ戻ってきたから、お昼だったかな。
本当は私、叩けなくてもいいから、小さなジャンベをお土産に買って帰りたかった。だけど、小さなジャンベでも大きくて、持って帰るのは諦めました。だけど、ジャンベのライブには絶対に行きたかった。
そして、戻ってきたオーナーと話している時、「今日ライブハウスに行くんだ」とちらっと言ったら、「そのお店はもうやってないよ」と言われた。
ロンプラを見せてこの店だよと言ったけど、やっぱり、「今はやっていない」とのこと。
ぽかんとしていると、彼がドラムサークルに連れて行ってあげようかと提案してくれました。
このサークルは、彼がいつも参加しているもので、週に1回だったか2回だったかやっているローカルなサークルだそうです。次の開催は翌日でした。
ということは、今日の夜は別のところへ行かなくてはいけないな。さっき日本人グループと約束しちゃったんだけどな・・・。