アフリカが危ないというレッテルって、なかなか消えないと思う。
でも、アフリカ大陸に足を踏み入れたことがない人で、南アフリカ一人旅を考えているけど迷っている人がいるのなら、是非行って欲しいと思います。犯罪も多いだろうけど、最初のアフリカとしては、すごく楽なはず。英語が通じるし、アフリカのイメージを覆すほど繁栄しているところが多いし。
私の旅はケープタウンが中心で短期間だったけど、南アフリカでは、サファリもできるし、国の中にある小国レソトを訪れるのも楽しいだろうし、長期滞在で満喫するべき国ではないかと思います。
運転もお勧めです。右ハンドルだし、左側走行だし、道は整備されているし、ドライブウェイは綺麗だし、私からすると、運転の難易度はかなり低いと思います。初海外運転だったけど、「ああ怖かった」とか、全然思わなかった。あの日本人グループは廃車レベルにするほどの事故を起こしたそうだけど、どうしたらそこまでの事故が起こせるのかさっぱり分からない。
ところで、この旅行は、自分自身への誕生日プレゼントでした。大事な時だったので。
でも、帰国してから写真を現像して、なぜこんな大事な旅行でこんな写真なのかとひどくショックを受けた。そして、もう少し真剣に写真を撮らなければいけないと思い、でもすぐに一眼を買うお金はなかったので、一眼とコンパクトの中間ぐらいのカメラを買いました。
なので、初海外運転の記念旅行というだけでなく、写真をちゃんと撮るというその後の私流の旅行を始めるきっかけになった旅でもあるのです。
そんな私のこの旅、覚書はこんな風に終わっています。
「(略)これは、私の大事なワインだ。アフリカでたった一つ私が苦労して買ったまともなものだ。ワインは飲めないから、と思っていたが、何も飲まなくたっていいのだ。いつか飲める日がきたら、その時に開ければいい。飲める日がこなくても、10年後の誕生日には開けるつもりだ。10年後には、さぞおいしいだろう。味がわかれば。」
問題のワインはこちら。
結局ワインを飲めるようにはならないまま時が流れた上、今ではお酒自体が飲めなくなりました。
それでもまだ、家にあります。アルコールなんて抜けちゃって変な味だろうけど、赤い色なんて消えちゃって青くなっているかもしれないけれど、一生残しておこうと思います。
そしてこちらは、私が一目惚れしてヨハネスブルグで買った水晶。ケープタウンで買った灰皿みたいな入れ物のお土産にピッタリとはまっています。
初めての運転、風邪で高熱、成功した喜望峰と失敗したテーブルマウンテン、現地での日本人と地元人との出会い、たった1週間だったけど、盛りだくさんの旅行だった。
あれから月日が流れ、このサイトを始め、それからさらに月日が流れると、ワインよりも水晶よいも愛しいものができました。
感動して戻った家で、父上に一生懸命いかにいい旅行だったかを話したという記憶です。
記憶から抱く感情はいつも同じとは限らず、時の流れと共に変わっていきます。感動を話せる相手がいるということの素晴らしさは、お金を出して買えるワインや水晶では比にもなりません。
「アフリカの地を踏んだ者は、必ずアフリカへ又戻る」と言う通り、私は数年後に又アフリカを訪れ、ケニアで運転しました。
皆さんも是非、「アフリカの地」を踏んでみて下さい。
完