ホテルへ戻り三脚を取って、近かったので最後にしていたアークレイリ教会の夜景を撮りに行くことに。
町の顔だからか、だから町の顔なのかは分かりませんが、とにかく目立つこの教会。高台にあるし。
まずは真正面。
でも斜めからの方が好きだったな。
一番好きだったのは、教会を背にして下を見下ろした風景だったけど。
そしてこのまま高台からしばらく彷徨いました。オーロラツアーの帰り、丘の上のホテルに泊まっていた参加者を降ろしたあたりでクリスマスツリーを見た気がしたので、探しに行ってみました。
でも全然分からなかった・・・。自分が迷ってしまうかもしれないので諦めました。お腹がすいたので、ホテルがあったのでそこのレストランで食事をしようと思ったら、今日は貸し切りだと断られてしまった。行った時は知りませんでしたが、このホテルはアイスランドエアーホテルだったようです。
この辺は他に何もないし、仕方がないので、さっきまだ点灯していなかった大きなツリーの広場のあたりで食事にしよう。
ところが、地図で見ると近道のように見えた対角線上の道を選んでしまい、寿命が縮みました。
そもそも丘の上に登った時点で再び子供のアリ歩きだった。ちびりちびり。しかも、滑らないようにすごく足に力を入れて歩いていたので、異常に変な筋肉痛になったほどでした。
そんな私が近道と思い到着した場所は、雪で覆われて地面なんて全く見えないところで、手すりだけが見えていました。高低は分かるので、その手すりの下は階段か坂かどちらかだろうというのも分かりました。
他に何も見えないし、転んだら一気に落ちるだろうけど、この雪に埋もれた手すりの道を行くか、今来た道を又上がって戻り、それから雪のない場所から降りて行くか二つに一つでした。
ということで、もう面倒だったから、こっちにした。
左手で手すりを握り、右手で首から下げたカメラを持つ。恐くて写真なんて撮っている場合じゃなかったのだから、無理せずにカメラをバッグにしまえばもう少し安心して歩けたのに。
寒い中、本当に冷や汗ものだった。
下に無事辿りついたときには意味不明な達成感だった。何分かけて降りたのだろう。
安心した私は、ツリーの広場にあった寿司と焼き鳥レストランみたいなところに入りました。
さて、このレストラン、ついさっきまでは、アークレイリのおすすめレストランその4として書こうと思っていたのですが、場所と名前を確かめるのに検索してみたらトリップアドバイザーの口コミが出てきまして、最初の1つだけ目を通したら、髪の毛が入っていたと書かれていたので、おすすめにするのはやめました。
Kung Fu Sticks+Sushiというところです。HPはないみたいだけど、2019年現在は地図にもないので、もう閉店しているかも。
私が食べた物には髪の毛は入っておらず、普通にお寿司と、
ぼけていますが、焼き鳥(豚も)を食べました。
おいしかったです。ただ、お寿司は、おすすめレストランその1のRub23の方が数段上だった。
さて、腹ごしらえをして、どうやら点灯されているらしいクリスマスツリーへ。
降りて到着した時に気が付いたけど、すごくシンプルなツリーです。
下部。
上部。
拍子抜けした。あんまり写真を撮る気もなくなったけれど、まだオーロラも出ていなかったからヒマだったし、ちょっと人の家に写るツリーも撮ってみた。
盛大にイベントをやっていたのに、これだけなのだろうか。どうしてデコレーションが何もなし?盗まれるから?
ちょっと茫然として、1号線の方へ歩いて行きました。オーロラ、出てないかなぁと思って。
でも、今日もずっと曇り。ちっとも晴れず。北を見れど、雲ばかり。
仕方がないので、又部屋で待とうか。
部屋に戻り、雲を見るのにベランダに出て正面を撮影してみたら、まだ月が明るすぎました。そして、雲だらけ。
雲の量を見るために、何度か写真を撮りました。どうしてもアークレイリの山の上のハートマークが写ってしまうので、仕方なく載せます。何だろうこれは。昔からあるみたいだけど。
ハートマークがあまり好きじゃないので、さほど鑑賞を楽しむこともなく終わり。
雲が消えてくれない。今日がアークレイリ最後の夜なのに。わざわざアイスランドの北までやってきて、良くオーロラが見えるという地域までやってきて、雲ばっかりで何も出てこない。
翌日は首都のレイキャヴィックに戻り、そこで2泊してロンドンに帰る予定でした。後2泊で、しかも2泊とも首都。
こちらほど空気がキレイではないはずだよね。空気が澄んでいないと、それだけでオーロラが見える確率がガクンと下がるのに。
しかも、オーロラどころか、気に入ったクリスマスツリーも見つけられていないや。
筋肉痛と転んだ傷だけを残して、アークレイリ最後の夜が終わっていきます。