イマジンピースタワーを撮っていた港を後にして、何ともう一度クリスマスデコレーションがキレイだった家のあるケフラヴィークへ行きました。
あの家が忘れられなかった・・・・。もう一度見たかった。
最終日だからね、後悔の残らないようにしないと。
やっぱりかわいいいな。私もいつかこんな風に飾りつけしたいな。それにしても、アイスランド、外に人形を置いていても本当に盗まれないのですね。素晴らしく治安のよろしい国です。
呼んでみたけど、誰もいなかった(夜なのでピンポンはしなかった)。そこで思った。もしかしたら家ではなく、これは、見せるためにクリスマスディスプレイをした物置かもしれない。良く考えたら、確かに住むには小さいかもしれない。他の家々は結構大きいし。
そして又、すっ飛ばしてセルチャルトルナネースへ戻る。休まない私。
さて、ここでゆっくりオーロラを待つとしよう。
もうちょっとしたら、空だけ撮影して、オーロラを確かめよう。夜中3時ぐらいまでなら待っててもいいかな。今、深夜0時半だから、2時間半から3時間ぐらいか。
あ、誰かいる。こんな時間に私と同じように写真を撮りたい人がいるんだな。それにしても外に出て寒くないのかな。
!!!!!!!!!!!!!!!!!
何もないのに外に出るわけないよ
だけど、オーロラなんて出ていない。
だけど写真を撮っているみたいだ
何もないのに撮るわけないよな・・・。
そして、車の中から、持っていた一番明るいレンズ、50ミリ単焦点でF1.8にして手持ちで2秒撮ってみました。
薄暗く緑。
だが、UFOではない。
急いで外に出て三脚を立てました。
でも、見えていない私には、どこにオーロラがあるのかわからない。
とりあえず対岸めがけて撮ってみる。シャッタースピード30秒f5.6(20mm)。
ああ。確かに緑だ。オーロラだ。
だけど、これじゃあ、何もないところに緑の光だ。
私は、ライトハウスと一緒に撮ろうと思っていたのです。
だけど、ライトハウスの方角にはオーロラがあるの?
涙
オーロラは確認。でも暗い。レンズを50ミリ単焦点に再び戻して確かめます。
これなら明るい。じゃあ、ライトハウス。
あ、ずれちゃった。
もう少し左がいいな。でもオーロラが上がりすぎだ。
私は眼鏡を持っていませんでした。
運転しようと思っていなかったので気にしていなかったし、なくても運転できるのでドライブも眼鏡なしで続行していた。
でも、ライトハウスの場所が良く見えない。自分の近視のレベルにカメラを合わせてあるけれど、それでもうまくいかない。
今度はちょっと上すぎた。しかも、オーロラ、消えそう?
F1.6にして空だけ撮ってみたら、まだちゃんといた。まだオーロラはしっかりそこにいた。見えていないものの写真を撮るって難しい・・・。
ここで今度は、又広角レンズにしてみました。あ、オーロラが渦を巻いてくれている。
ライトハウスと一緒に渦が撮れる!
ここでまた単焦点50ミリに。あ、オーロラの渦が消えちゃった。
あらら。いなくなるかも。20秒じゃ厳しいぐらいに暗い?
25秒に。そして、右下に大きな雲があることに気が付きました。
その雲に邪魔をされ、大きな斜線のようなオーロラとなりました。
残念ながら、この後すぐオーロラは去ってしまいました。オーロラに気が付いてから40分ほどの撮影時間だった。
三脚をたたんでふと車を見たら、窓ガラスが凍っていた。「そんなに寒かったんだ・・・」と思った。あんまり夢中になっていて、氷点下になっていることなんて全然分からなかった。そういえば、さっきのカメラマンももうとっくにいないや。
車のエンジンをかけ、窓ガラスがクリアになるまでしばらく温めて待ちました。
一体全体、私が見たものは何だったのかと思いながら。
もしかしたら眼鏡があったらもう少し見えていたのかな。乱視だし、若干色が見えない時もあるし。
でも、私が見たものは暗い空で、私が撮ったものは緑のオーロラ。見えないながら頑張ったけれど、私は一体、オーロラを見たのか見なかったのか。
「もしもオーロラが見えたなら・・・」の答えはどっちだったのか。
そんなことを考えながら、ホテルへ向かいました。
さっきのツリーはまだライトアップされていました。月もキレイで、何も変わっていなかった。それを撮っている本人だけがちょっと違う気分だった。
3時まで待つ気だったけど、とりあえず満足してガソリンを入れてホテルへ帰りました。正確には満足してないけれど、良くわからないまま満足していた(どっちだ)。
本日の走行距離、おそらく300キロから330キロ。やっぱり車を借りて良かったとつくづく思った。ツアーに参加していたらこれだけのことを1日にできなかった。
次の日には大きなバターを3つも4つもスーツケースに入れて、アイスランドエアーでロンドンまで帰りました。
そして、帰宅後、すぐにカレンダーを作り始めた。
私の2回のアイスランド旅と、グリーンランド旅が入ったカレンダーでした。