2016年4月29日更新
このレンタカーの借り方のカテゴリは、最初の「国際免許をとろう」から始まっています。文字だけで説明していた記事を読みやすくするた め、随所スクリーンショットを入れる等の変更を加えながら文章も少し直していきます。「例」として使う画面は、私がいつも使っているのスカイスキャナーの レンタカーのページで、言語と通貨は基本的に日本を選択、行先はロンドンにしたものをスクリーンショットしますが、適宜変更します。
冒頭からいきなりすいませんが、私はまだこの国境越え(クロスボーダー)をしたことがありません。
理由は単純に二つで、「面倒」というのと、「高いかも」ということです。いつかやるでしょうけれども。
私は通常まず予約会社を先にチェックするのですが、前に書いた通り、予約会社で予約すると、どのレンタカー会社になるか予約前にきまってるとは限りません。
予約を先に進めていくうちにどのレンタカー会社か表示され、クロスボーダーが許されているかどうかも表示されることもありますが(契約規定とかそんな風に書かれたところをクリックしないと出てこないと思います)、予約完了するまで(又はしても)、全然分からないこともあります。
アーガスのサイトで試してスクショしてみました。アーガスでは「ご利用条件」になってますので、ここをクリック。
すると、こんな画面が出てきます。「国 州に跨る旅行」という何とも言えない翻訳のされ方をしている場所をクリックすると、
こんな風に「禁止」と出てきます。これが普通なんですね。
アーガスは何故か英語にしても英語画面が出てこなかったので面倒臭いからやめましたが、クロスボーダーが可能かどうかという表現に使われる動詞は、Allow(アロウ)なことが多いです。大抵受け身で、国境越OKならallowedで、ダメならdisallowedかnot allowedだと思います。違う表現はいくらでもありますので、例の一つとしてご参考までに。
国境越えが可能かどうか定かじゃない時は、その予約会社に電話します(国際電話かけます)。「クロスボーダーしていいかどうか知りたいんですけど」と言うと、レンタカー会社を調べますから、予約場所と日時を教えて下さいと言われます。そして教えると、「ダメです」と言われたことがあり、グレードを上げていってもダメで、三つの予約会社に電話してみんなダメだったことがありました。もう面倒なのでそこでクロスボーダー諦めたのです。
もちろん、もしも、「クロスボーダーは以下の国に限り可能です」とか書かれていたとしても、私なら必ず電話して確かめます。「制限があります」とか意味不明な例外ついていたりするので。
こういうとき、レンタカー会社から直接予約すると分かりやすいといえば分かりやすいのですが、通常数か国にオフィスがあるもので、必ずしもレンタカー会社のHPですぐにクロスボーダー可能かどうか及びその料金が判明するとは限りません。明らかに明確に書いてある場合を除いては、メールで問い合わせてみるといいと思います。因みに、クロスボーダー可能国はあげられていても、料金は出てない場合が多いと思います。「制限つきです」の例外もついてたりします。
どこで予約するにせよ、クロスボーダー可能かどうかは車のクラスによる場合が多いはずです(その意味での「制限つきです」なら理解できます)。フルサイズは絶対他国行っちゃダメとかね。借りる車のサイズで確認して下さい。
そして、行きたい国に行けるらしいことが判明したとします。例えば、イタリアで車を借りてそのままフランスに行くとか。予約時には請求されないでしょうが、車引き渡し当日又は返却日に料金が発生するものと思っていて下さい。無料なこともあります。行ってみないと分かりません(事前にメールや電話して聞くことももちろんできます)。料金が発生することを告げられないままカードに請求されて不満を言っているのをネットで数度みかけました(日本人ではありませんでしたけど)。
車の料金には強制保険の料金も含まれていますが、これはその車を借りた国での運転についての保険です。他国へ行くならその国での保険にも加入しなければなりません。JAFのようなサービスがついているのならそれも別料金です。だから別に料金が発生するのは本来当然のことですので、レンタカー屋さんを責めないでくださいませ。追加料金なしだったらラッキーなので、逆に私に教えて下さい。私もその国へ行くときはその会社使います!
さて、私が二つ目の理由であげた、「高いかも」というのは、料金がはっきりしないということです。予約会社に聞いた時、「料金は分かりませんから、現地でレンタカー会社に聞いて下さい」と言われました。「また電話するのか」と、面倒なのでやめました。おそらくそんなには値段かからないはずなのです。次に書く、「違う場所で返却する場合」よりはるかに料金は下なはずですけど。
でもその「高いかも」は、ちょっとの苦労により少し免れる場合がなくもないです。例えば、AT車レンタカー代が高い国、スイスとかね、で借りて、更にクロスボーダー代払ってたら、かなり高額になります。だったらフランスとかドイツで借りてクロスボーダー代払った方がずっと安いかもしれません。このあたり微妙ですね。調べる手間もかかるし。料金比べは時間かかりますけど、色々やってみて下さい。時間がなく、金額も気にしない場合は、日本語で問い合わせできるほど大手のレンタカー会社でOKじゃないでしょうか。話が早いでしょうから。
さて、クロスボーダーする場合は、必ず事前にレンタカー会社に言って下さい。「ああそう」で終わるかもしれませんが、告げる義務があります。勝手に行った場合の罰金(契約違反だったり道路交通法違反だったり)は、クロスボーダーや違う国で返却した場合なんてかなわないほどの高さかもしれません(数十万ならいいほうということもあります)。黙って国境を越えて何事もなく済んだ場合はそれでいいと思われるかもしれませんが、違法行為をお勧めするわけにはいきません。行く予定の国はあらかじめ伝えておいて下さいね。
そしてそして、クロスボーダーしたまま他国でレンタカーを返す場合。返却国に、自分が借りたレンタカー会社の支店があれば(又は最低限提携会社があれば)可能かもしれません。最高20万ぐらいかかるかもしれませんが。5万超えたら、ヨーロッパなら飛行機の方が絶対安いですね。でもまあ、違う国で返却せずクロスボーダーだけするということは、又借りた国へ戻るということですから、労力を要しますけど。
それでも、自国内の他オフィスで返却可能な国は多いと思います。これは40ユーロとか40ドルぐらいからできるのではないでしょうか。でも事前チェックして下さいね。
最後に、ちょっと気になった問題を書いておきます。予約会社からにせよ直接レンタカー会社からにせよ、最終的には借りるレンタカー会社が判明してますよね。そして、予約のヴァウチャーにもこの会社名が書かれ、それをプリントアウトして持って行くのですが、自分が借りようと思ったレンタカー会社ではないこともあります。子会社の場合があるのです。そういった場合、おそらく予約の途中でその子会社の名前に切り替わってると思いますからチェックしながら予約進めて下さいね。
親会社ではクロスボーダー可能と書かれているのに、子会社ではクロスボーダーは不可能なため、当日行ってみてキャンセルしたという記事を読んだことがあります。
この親会社は天下の大手ハーツでした。子会社はファイアーフライで、場所はスペインのジローナ、フランスの国境近くでした。フランスにそのまま入るべくそこで借りたのだけど、フランス走行は保険でカバーされないと言われ、諦めて違うレンタカー会社にしたそうですけど、行ってからキャンセルではキャンセル料を払わなくてはいけないし、他レンタカー会社で借りたら事前予約ではないので料金高いだろうし、かなり損したと思います。ファイアーフライは今では追加料金にて保険カバーしているらしいですが、こういう小さな問題は、検索すれば多分たくさん出てくると思います。
レンタカーというのはそのぐらい会社によって違ったりしますし、問題も絶えません。
この、実は子会社のレンタカー会社だったということがあるかもしれないということをどこの記事に埋め込んでいいか分からずここまで来てしまいました。違う会社であることの一番大きなリスクは多分クロスボーダーとか違う場所での返却とかだろうなと思いましてここにしました。
違う場所で返却の場合、島では何か制約があった思います。イタリアのサルディーニャとかシチリアとか、スペインの諸島とか。ちょっと今日はネット検索するほどの時間がないので、今度見つけたら書き足しておきますね。
ですが、島に行くのにはフェリーを使うと思います。その車も乗せられるフェリー、車代と運転手代がかかるのは想像つくと思うのですが、私が値段を見ようとフェリーをチェックしていた際、車のナンバーを要求され、レンタカーなのでナンバー分からないから書けずに予約を先に進められなかったことがあります。当日行ってフェリーにすんなり乗れるなら事前に予約しなくてもいいんですけどね。どなたか行かれたら教えて下さい(あ、でもそこまで車持って行っていいかどうかレンタカー会社に確認んしてから行って来て下さいね)。
※ クロスボーダーは英語でも普通にCross border何ですが、何とでもなるというか、私は動詞として使ったりもしますが、その使い方はあんまり普通じゃないと思います。「Can I cross the border in a rented car」だと、漠然と「借りた車で国境越えていい?」みたいな感じです。どこか国が決まってるなら、into 〇〇国と入れて見て下さい。でもまあ、やはりたくさん言い方あるのです。運転して行っていいかとか(take a car とか drive a carとか)。因みにここで書くのが適当かどうか分かりませんが、契約書とか約款では、carという表現よりも、vehicle(ヴィークル)という単語の方が普通です。喋る時は私は普通にcarと呼んでます。