ろくに眠れなかったけど、遅めに起きて、ドレスだのヒールだのをしまいました。
ああ、昨日の結婚式は本当に良かったなぁ。
新郎新婦は、朝まで踊った後、新婚旅行に出たらしいです。行先はギリシャ。タフだ。
さて、私に残されたのは丸二日。行きたい場所は、ワディラムとアカバとぺトラと死海。
一番遠いのはアカバで、今日は一気にそこまで南下するつもりでした。アカバの手前にワディラムがあるので、そこへ寄ってからアカバへ行って泊まろうと、アカバのホテルを予約してあった。あまり何も考えていなかった・・・。
お昼は、又してもこのホテルで。1階のレストランへ行ったから、多分食べたのは又イタリアンです。まだお昼には早い時間だったので誰もいなかったけど、頼んだら調理してくれた。
一人で食べていると、二つ向こうぐらいの席に、年配の男性が座りました。酔っている。まだ昼なのに。飲酒しているところをみると、イスラム教ではないらしい。
日本人かと聞かれ、そうだよと答えると、もちろん、「結婚しているのか?」。
今日一発目からきたね。まだ食事も来てないというのに。だけど、飲酒しているのならヨルダン人じゃないかなと思ったけどな。
まあいいや。酔っぱらっているから、適当に相手にしておこう。
この人、色々と質問してきた。何を話したか全然忘れちゃったけど。
チェックアウトはもうしてあったので、食事を済ませたらすぐこの酔っぱらいとお別れして、出発。
さあ、長距離ドライブの始まりだ。
私のいたホテルからワディラムまでは、このぐらいの距離です。
車にスーツケースを入れて、ナビをセット。「ワディラム」としか入れられなかったので、とりあえずそれをセットして出発。
首都を少し離れ、これからしばらく一本道かなと思ったところで、「アカバ」との標識が右側に。ナビは何も言わなかった。
何でだ。
いいのかこれで。
ヨルダンの首都と空港あたりはまだまだ工事中で、道もそれに合わせてくねくね変わります。でも、ナビは全然違うところを指していた。
これが国道15号なら私はそれで着くはずなんだけど。
とりあえず、昨日のジェラッシュでガソリンが既に半分ぐらいになったし、クーラーをガンガンにかけているから、スタンドを探そう。
まだ首都を離れてすぐだったし、スタンドはすぐ見つかりました。
私 「カード使える?」
店員さん 「使えるよ」
私 「じゃあ満タンで」
ここはセルフではなかった。そういえば、ヨルダンにはセルフスタンドはないのかな。
ガソリンを入れ終わった後、カードで払おうとしたら、使えないもよう。
店員さん 「カード使えないみたいだ」
私 「使えるって言ったじゃない。現金ないよ」
店員さん 「だってこのカード読み取らないんだよ」
私 「何とかして下さい。現金ないってば」
店員さん 「じゃあお店の中入って店長と話して」
車から降りてオフィスの中へ行き、店長さんとやらにカード払いじゃなきゃお金ないよと言ってみる。
すると、カードマシーンを裏から持ってきた。
カードで払えるじゃないか・・・・
因みに、店長さんにも日本人かと聞かれた。
そうだと答えながら、またもや既婚か聞かれるのかと身構えたが、店長さんには聞かれなかった。今日はいい日かもしれない。
無事にカード払いを終え、ワディラムに行くのだけどこの通りでいいのかと聞いてみた。大丈夫だと言われたので、信じて直進。
ひたすら直進。
段々車が少なくなる。
そして、通り過ぎる車の運転手が、
すっごく
私を見ていく。
それはそれはもう、身を乗り出して、
すっごく
見る。
何なんだろう。外国人がそんなに珍しい?それとも、車から火かなんか出ている?
しかし、火と言えば、すごい日差しだ。逃げようがないし。
手がめちゃくちゃ日焼けしそう。手袋もないし、何か買いたい。
すると、お土産屋らしきものを発見しました。なので、急に右折して入ってみた。