さあ、車を手に入れたぞ。
レンタカー屋、ちゃちゃちゃっと説明して、「じゃ」って感じで終わりだった。
70ユーロもしたスマートは、お店の横の壁にくっつくように路駐してありました。
早速乗ってアクセルを踏んだが、思ったように進まない。
馬力がなさすぎて、いつもの要領でアクセル踏んだぐらいでは進んでくれなかった。
しかも、ハンドルも重かった。
縦列駐車の国イタリアらしく前後の車とびっちりぎゅうぎゅうに詰めて路駐してありました。慎重に車を出しながら、駐車した人はすごいなと思った。そこまでしてこんなところに駐車しなくてもいいのに。
何度も切り替えし、重いハンドルとアクセルをコマコマしてイライラしながらやっと出ました。
「ええと、左ハンドル左ハンドル、走行は右、ラウンドアバウトは右回り」と呪文のように唱えながら出発。
目指すはネプチューンの洞窟。ナビはないけど、簡単に違いない。標識が絶対に出ているはずだし。
因みに、すんなり海沿いを走らせてはくれませんでした。海沿いはほんの一部だった。
車などほとんどいない道を走り、民家を抜け、とうもろこし畑みたいなところ(違うかも)に挟まれながら、イタリアの田舎町を進みました。写真、全然ないです。すいません。
ドライブは楽しいけど、馬力がない。アクセルを踏むだけで疲れる気分だ。
そして、トウモロコシ畑みたいなところを抜け、無事にネプチューンの洞窟らしきものに到着しました。
もちろん無料の駐車場があったよ。
そして、カフェもあった。洞窟ではトイレを見かけなかったから、トイレの為だけに数百段の階段を戻るのも辛いだろうから、ここで借りておくといいと思います。
この日は、温度はそれほど高くなかったと思うけど、日差しが強かったから車の中ではすごく暑かった。飲み物も買っていなかったし、水も買いたいからカフェへに行くことにしました。ついでに何かしら食べておこう。戻ったらお昼過ぎかもしれないし。
パニーニみたいなものと、コーラ。
トイレを借りたけど、手を洗うのに水の出し方が分からなかった。困った挙句に店員さんに聞いてみたら、足元にペダルあるでしょと言われた(2019年にはおそらく改修されているのではないかと思います)。
写真を撮っておけば良かった。ペダル式、なぜかそれまで一度も見かけたことがありませんでした。初めてのペダルにちょっと迷ったけど、今はシンクの下をチェックするくせがつきました。
さて、行くか。階段、どのぐらい長いんだろうな。すごく急なのかな。
あれが入口かな。
ここで丁度出てきたカップルに話しかけてみました。洞窟に行って来たのかと聞いたら、そうだよと言われた。階段がどのくらいだったかと聞いてみたら、それほど大したことないよと言われました。
この後、数分の世間話。 ネイティブな英語だけど、イギリスアクセントではないしアメリカでもないなと思ったら、 ニュージーランド人だった。思ってもみないところでニュージーランド人に会ってしまった。
丁度地震からまだ数年と経っていなかったので、大丈夫だったかと聞いてみました。そちらも大変だったねと言われた。イタリアの話とかもして、お別れ。なぜFBにいるか聞かなかったんだろう。友達になっておけば良かったと後悔しています。
では、行きましょう。どんなもんかな。
ここが入口すぐの階段(階段は見えないけど)。
そして、もうちょっと下へ。
今はまだ位置が高い。
階段は比較的緩やかだった。
その分長いということだけど。
下を見てみると、
高さを感じる。
最初はちゃんと落ちないように注意して作ったのかもしれないけれど、
だんだんと面倒になったのか、
手すりが低くなっていくような・・・。
危ないじゃないか。
まだまだ到着しそうもない。あの崖を目安にしよう。
背が高いと頭をぶつけそうです。ノッポさん、気を付けて。
あの崖を振り返り、現在地を測る。進んでいるようないないような。
でも、まだだし。
結構遠くなったかな。
洞窟、あれだろうな。
この奥かな。
階段があって、中へ入れるようになっていました。
外はこの波。なるほど、これでは船がこの中へ入るのは危ないよね。
さて、中へ。
鍾乳洞だ。
この通路の向こう側に人がいました。
ツアーはまだだよと言われた。いつでも入れると思っていたけれど、ツアーで入るらしかった。そしてそのツアーは、30分おきだったか1時間おきだったかで、一応時間が決まっていました。
今は違うグループが見学をしているから、次まで待ってと言っていた。
料金は、確かこの人に払いました。もちろん現金のみですが、いくらだったか忘れちゃった。10ユーロぐらいだったかな。レシートもない。
さて、今のツアー客が出てくるまで待っていなきゃいけないのは分かったけれど、こんな何もないところで待たされても困る。戻るには遠すぎるし。
波がザッパンザッパンくるから、下はびしょびしょです。お尻が濡れるから座れない。
仕方がないので、少し離れてヒマつぶし。
やっぱり船で来たかったな。
ヒマつぶしと言っても、何もないし、話し相手もいないし、ただ波を眺めていた。ザッパンザッパン。
そして、そろそろ時間。
その頃には、知っていたかのようにもう数人集まっていた。時間、どこで調べたんだろう。っていうか、今までどこにいたのだろう・・・。
さて、では、ツアーが始まります。