今日は帰国日。短い旅行だった。
フライトが夜遅かったため、11時ぎりぎりのチェックアウトをしてからお買い物に。
でも、早目のランチにしようと思って、ブラブラ歩きながら良さそうなレストランを探していました。
まだイタリアのランチ時間には早いので、開いてる店も少なかったし、そもそも開いているかどうか良く分からないぐらい暗かったな。イタリアやスペインなど、特にシエスタのある国は、ランチもディナーも遅い。
では、あの笑える落書きがあった方へ歩いて行ってみよう。
そしたら、その途中で、入口こそ小さいけれど新しくておしゃれなレストランが目に留まりました。地図で探したけれど、ここも分からなかった。意外なところにあったのは覚えています。
お客さんはもちろんゼロだった。イタリア人の食事は遅い。
英語を話すウェイター君だったので、初めてのアルゲーロで、今日ロンドンに帰るんだよという雑談をしながら注文。
パスタともう一品頼んだけど、お土産にと思ったのか、前菜をサービスで出してくれました。
これがそのサービスのエビ。
とろけるほど美味しいエビでした。日本では軽く2,000円はしそうなエビが、無料。しかも、新鮮さは、日本なら5,000円ぐらい払わないといけないレベルだった。
そして、オレンジジュースとパン。もうそれなりにお腹がいっぱいになってしまった。
私が最後のランチに選んだのは、もう一度「ボッタルガ」でした。ちょうどこのレストランにもあったので。
しかも、ボッタルガでボンゴレというとっても嬉しい組み合わせだったから。
パスタと言っても、スパゲッティじゃなくて、これ、何て言うのかな。細くて短いやつ。食べやすかった。前の日のカラスミパスタよりおいしかった。
それから、イカ。多分シーフードが食べたかったのだと思う。サルディーニャだし。
3品とも、量が少なかったから良かった。全部ペロリといけました。
お腹がいっぱいになると、もうあまりアルゲーロに興味がなくなっていた私は、何か買ってからホテルに戻ることにした。チェックアウトはしたけれど、フロントでWi-Fiを使って調べものをしようと思って。
そして、この日ブラブラしたけれど、実際この日に買ったものなのか、2日目か3日目に買ったものなのかは定かではないけれど、以下の2点を。
最初は、ハンドメイドのポーチ。
このお店では刺繍のものを色々と売っていました。大きなものはやめたかったので、小さいポーチにした。洗濯もできるし、今でも旅行に持って行きます。手作りだから結構高かった。10ユーロぐらいかな。ミシンなら2ユーロとかだっただろうけど。
アルゲーロの旧市街は、お店がびっちりというわけではありません。2,3軒に1軒開いているというか、ボチボチです。そして、意外にブティック的なものが多かったことに驚いた。観光に来て誰が洋服を買うのかなと思ったので、地元人向けでもあったのだと思う。
アクセサリーショップは多いというか、お土産屋さんは必ずアクセサリーを置いていた。もちろん一番多いのは珊瑚です。
これが、そのアルゲーロのあちこちで売っている珊瑚のアクセサリーのうちの1つであるネックレス。
全部大きな珊瑚ばかりのネックレスは、数万円だった気がする。何せ、思ったよりも高かった。これはデザインが気に入ったんだけど、全体で珊瑚を使っていなかったから、安いほうでした。それでも、3,000円ぐらいしたと思う。
写真が暗いですが、綺麗な赤です。珊瑚が名産な割に、アイデアに欠けるというか、ネックレスとか指輪が多くて、珊瑚の入った果物ナイフとか、ちょっとひねったものは見当たりませんでした。
そして、街ではないのですが、空港で「アマレッティ」というお菓子を買いました。日本の母上にお菓子のお土産をと思って買っただけだけど、後でこのアマレッティを絶賛していた。
基本的に何でもおいしいと言う人なのですが、違う場所(イタリア国内)で買ったアマレッティはあまりお好きではないらしかったので、あのアマレッティがいいのかも。スーパーで売っているやつじゃなくて、お土産屋さんとで高そうなアマレッティが売っていたら買ってみてください。味がいいのかも。
そして、ホテルに戻って、ちょっと検索。ついでに日本にスカイプ。
夕方前、再び外へ行きました。早目の夕食を食べて行こうと思って。空港が小さかったからレストランもないだろうと思ったし、最後の最後までアルゲーロの食事を満喫したかった。
でも、さすがに夕食には時間が早すぎてレストランもあまり開いていなさそうだった。17時とかだったかな。
仕方がなく、昼からずっと開いている近所のバールへ。レンタカー屋さんの並びです。
大好きなブラッドオレンジジュースを頼んだけど、
ただすっぱいだけだった。
生ハムピザ。
ついでにティラミス。
全てにおいて不合格。ティラミスなんて、なまぬるかった。
やっぱり、リストランテとバールじゃ違うのよ。おいしいバールもあるだろうけどさ。
何か食べられただけいいか。
そして、ホテルに戻り、フロントの人にタクシーを頼みました。タクシーは数分できて、スーツケースと一緒に乗り込みました。
空港への道、夕陽が見えてたことを良く覚えています。
でも、それよりなにより、タクシーの中で、「あれ?」と思ったことも、この旅行の一番の思い出です。
自分の中で、かなりの驚きとなりました。
ろくに何もない空港に早く着きすぎてしばらく待たされ、無事ロンドンへ帰ってこの旅行は終わります。でも、「あれ?」が、しばらく私に憑りついてしまった。