夕食時間が近づくと、続々と子供たちが登場。
シンシンとは、パプアニューギニアの伝統的なダンスのことのようです。何種類もあるらしく、このロロアタで見せてくれたシンシンがどれなのかは分かりません。
このショーは、週末にしかやっていなかったと思う。本島から船に乗って子供ダンサーがやってくるので、平日では学校もあるし難しいんじゃないかな。
始まり始まり。
音楽は全然覚えていないけど、テープを流していたのかも。誰かが歌っていたかどうかも覚えてないな。
体にペイントしているけれど、昔はゴロカでおばあちゃまが顔にしていたよう刺青だったのでしょうね。
フリフリダンス。
かわいいかったよ。
又余計なことをして、フィルターを使ってみた。
ミニジャンベみたいな楽器を持っていました。
踊りながら叩く。
マジックで書いてあるようにも見えるけど、肌は大丈夫だろうか。
ダンスダンス。
ふと右を見たら、小さい子が私服で踊っていた。まだシンシンをやらせてもらえなかったのかな。
かわいい。この子たちとは翌日遊んでもらいました。
そろそろ終わりみたいで、並んでご挨拶。
そして、記念撮影。
一度席について又食事を始めた途端、ホテルの女の子が大きな声で私の名前を「Junko! Junko!」と呼びました。
何事かと思って見てみたら、「○▽○▽!!」と叫んでいた。何だか分からなかったけれど、そちらではなく、自分の名前をしっかりと覚えていてくれたことに嬉しくて驚いていた。
○▽が知らない単語だったので、わけが分からないから彼女のそばへ行って聞いてみたら、何かを指さして、「○▽がいるよ!!!」と言っていた。
本当だ。
〇△だ。
そしたら、「気を付けて!」と彼女が叫びました。どうやら結構凶暴みたい。
ひょいと木に飛び乗った。かなり攻撃的なのかもしれない。
これは、彼女たちでも滅多に見られない動物だそうで、「クスクス」というものらしいです。パプアニューギニアやインドネシア、オーストラリアとかにしかいないみたい。「Junko! クスクス!」と言われても絶対分からないよね。
こんな珍しいものが出てきたからさぞ写真を撮りたいだろうと、大急ぎで私を呼んでくれたわけです。ありがとう。
すぐに行ってしまったけど、ちゃんと貴重なクスクスを目撃して写真を撮れました。そして、「クスクスに会えるなんて、すごくラッキーだよ!」と興奮している彼女と一緒にメインホールへ戻りました。
だけど、ここでも食事をする気にならず、ほぼ残してしまった。しかも、疲れすぎていて具合も良くなかったので、食欲もなかった。
そのまま残して行こうとする私に、「どうしたの?食べないの?」と彼女たちが聞いてきました。「食欲ないんだ」と言ったら、「パンを持って行きな!」とキッチンへ連れて行ってくれた。
驚いた。
今では自分から「パン頂けませんか」などと平気で言うようになったけど、当時は、出されたもの以外でもお願いすれば出てくるとは全然思っていなかったので、その食事を残したら後は食べるものは何もないと思っていた。
キッチンでパンを数枚切ってくれ、「バターいる?」と言ってバターもつけてくれました。確か、もう1つフルーツか何かをくれたはず。
カロリーメイトで食べ繋いでいたので晩御飯はカロリーメイトだと思っていたから、このパンとバターはありがたかった。部屋へ戻ってから頂きました。今はホテルにはちゃんとレストランが入っているから大丈夫よ。
そして、パプアニューギニア最後の日、パンとバターに喜びながら眠りについたのです。
翌日は帰国日。空港にはロロアタから直行でした。