大きなダブルベッドを独り占めで、気持ちよくお目覚めでした。
さて、朝食へ行こう。
とてもすいていた。それなのに、溢れんばかりの朝食セレクションだった。お金持ちホテルだからなのか、中東ではこれが普通なのか・・・。
卵とかは注文すれば調理してくれるようだったので、調理しているお姉さんのところへ。
私 「おはよう!」
お姉さん 「おはよう!日本人?」
私 「そうそう。どうしてわかった?」
お姉さん 「わかるのよぅ」
何だか知らないけど、分かるらしいです。
いつものようにスクランブルエッグを注文して、ガラガラのラウンジで一人早食いして去りました。
このホテルには、サポートデスクあったので、ちょっとそこでお願いしたかったのです。
チェックアウトは12時。レンタカーの予約は11時。
ホテルの無料送迎で空港まで戻ってレンタカーカウンターに行こうと思っていたけど、やっぱりレンタカー屋にホテルまで迎えに来てくれるように頼みたかった。
だけど、アラビア語が分からない上に、イギリスの携帯は通話ができなかった。ショートメールは送れたけれど、何故か電話としては使えなかった。
だから、サポートデスクにレンタカー屋の電話番号を渡して、迎えに来てくれるように頼んでもらいたかった。そしてもちろん、それぐらいのことは、問題なく終了。
後で気がつきましたが、ヨルダン人は大体みんな英語を話せるらしいので、アラビア語なんて気にしなくても良かったみたいです。
さて、スーツケース持ってチェックアウトしたまま、ロビーでレンタカー屋さんを待つことになりました。
しばらくすると、男性が登場。
レンタカーの予約ヴァウチャーを出して、ナビも予約しているよと告げると、ナビはないと言われました。
私 「それ、困ります」
男性 「みんな貸し出しちゃったんだよ」
私 「ないと運転できない。あると思って地図も何も用意してないし」
男性 「だってナビの貸し出しは確定じゃないから、当日にならないと在庫があるか分からないんだよ」
そんなことは承知の上だったけど、おそらくナビがあるだろうと思って、本当に地図の準備を全然していなかった。
だから、引くわけにはいかん。
私 「ヨルダン来たことないし、ナビがないと運転できない。ナビがないならないで、ホテルまでの行き方を全部プリントアウトしてきたのに」
男性 「ヨルダンの道路はそんなに難しくないから大丈夫だよ」
私 「知らない土地だし。ホテルまでだって絶対辿りつけない」
男性 「どこのホテル行くの?」
ホテルの予約の紙を見せてみる。
男性 「ああ、ここから簡単だよ。そこをまっすぐ行って〇本目を右で、〇×▽を右に行けば・・・」
隣町の豆腐屋じゃあるまいし、そんな説明で分かるか。
私 「さっぱり分からない」
男性 「大丈夫だよ」
私 「住んでる人にとっては大丈夫だろうけど、私には分からない」
本当は、「分かるかもしれないな」と少し思ったけれど、分からないと突っぱねました。
突っぱねて良かった。
私 「空港に他社のカウンターあるでしょ?そこに行ってナビ余ってるかどうか聞いてくれないかな」
男性 「分かった。そうしよう」
なんだ。すんなりOKだな。
そして、二人で空港へ行きました。
私がカウンターで事務手続きをしている間に他のレンタカー屋さんに聞きに行ってくれたけれど、戻ってきて「やっぱりない」と言われました。
一瞬悩んだけど、やっぱり引けない。
どうしても、ナビがないなんてことが信じられない。
私 「だから、ナビがないと全然道が分からないって。結婚式の後は南に300キロ以上下るんだから。2日しかないんだよ。道間違えて帰れなくなったら嫌だし」
ナビがあろうがなかろうがえらいこと運転するはめになったけれど、まだ本人はそんなことになるとは思っていなかったし。本当は、トラドラな私にとっては、「たかが300キロ」のはずだった。
すると男性、「じゃあ、他の支店にナビを取りに行こう」と。
あるじゃん・・・。
そして、支店まで一緒に行くことに。その男性は先に違う車で支店へ行き、私は自分が借りた車のチェックをしてから出発。車を一緒にチェックしてくれた男性が支店まで運転して連れて行ってくれました。私は支店なんてどこだか知らないから。
車まで行く前に車種を聞いたら、ヒュンダイだとのこと。ヒュンダイは初めて乗るので、ちょっと楽しみだった。
空港の出口前にあった車を、「それだよ」と指刺しました。
へぇ・・・・・・・・・。
という、おきまりのリアクション。
私が予約したのは、いつものように、エコノミークラス。期待していたのはハッチバックだったけど、出てきたのは、思いっきりセダンだった。
サイズは1.6か1.8ぐらいじゃないかと思った。全然エコノミーな気がしなかった。
まあいいや。安かったし(多分5日ぐらいで1万ちょっとですね)。
さて、支店まで出発。
運転してくれた男性 「日本人?」
私 「そうだよ」
運転してくれた男性 「結婚してるの?」
二度目にして既にちょっと慣れてきたような気がするのは何故だろう。