4泊目にして3つ目のホテルを予約
そして、返金を済ませた後、部屋に戻った。
まずホテルを予約しよう。
もうね、ノボテルカイロエアポートがいいよ。空港に近いから。この国を出る時は無料シャトルバスですぐ出られるし、あのショッピングセンター以外にはもうどこにも行かなくていいよ。空港では周りに何もないだろうから、静かでいいさ。金食い虫もいないだろうよ。
だけど、今晩と明日の晩2泊して1月3日にタイに行くか、3泊して、4日にタイに行くか、どちらにしよう。
今日はまともに髪も洗えなかったし、体なんて洗っていないし、ちゃんとシャワーを浴びて、明日は一日休んで、買い物はあさってにしようか。
そうだね。そうしよう。もうこんな時間だし、今日は何時に眠れるか分からないもの。明日はゆっくり眠ろう。
というわけで、ノボテルエアポートを3泊予約。
女性はいいと思う
スーツケース2つと手荷物を持って、下へ降りて行った。
次はタクシーだ。
フロント男子にUberを呼んでくれないかと言ったら、アプリを持っていないから呼べないと言われた。
ハウスキーピングの女性が横にいたので、フロント男子に彼女にアラビア語でUberを呼んで欲しいと頼んでくれないかと言ったら、彼女はスマホを持っていないから呼べないと言われた。
何の文句もなく納得できる理由が揃ってしまったので素直に諦めることにした。
フロントの横のソファに、夫婦なのか、男性と女性がいたので、近寄って、Uberのアプリを持っていたらタクシーを呼んでくれないかと頼んでみた。
男性は英語が話せなかったのか、女性だけが返事をしてくれて、私がアプリを持っているので呼んであげると言ってくれた。
スマホが部屋にあるようだったので、一緒に部屋まで行った。
ささっとアプリで出してくれたノボテルカイロエアポートホテルまでの金額は、165エジポンだった。私は200エジポン札しか持っていなかったため、両替できるかどうか聞いてみた。「タクシーの運転手はお釣りを出してくれるから大丈夫よ」と言われたため、おそるおそる、「私は外国人だから、お釣りを出さずにそのままとってしまうかもしれないから」と言ってみた。
意味が分かるかどうか心配だった。だけど、
「そうね。その通りだわ」
と言ってくれた。お釣りを出さずにとってしまうなんて難しい事を言ってもエジプト男子なら理解できないかもと思ったけれど、女性はあっさりと理解してくれた。そして、自分は小さなお札がないからちょっと聞いてくると言って男性に頼んでくれ、男性が小さなお札を持っていたため、無事に200エジポン札を崩して、165エジポンをピッタリそろえる事ができた。
このホテルで初めてちゃんと話が通じた気がした。
もう出ていくが・・・。
タクシーはあっという間に来てしまうため、やっぱり今回もあっという間に来てしまい、もう外にいるらしいと言われたので、大急ぎで出ていった。女性たちがスーツケースを運んでくれた。
私を騙さないドライバー
運転手の顔を見た瞬間、彼は私を騙さないと思った。人相とオーラが違った。絶対の自信を持ってぼったくられないと最初から言えたオーラだった。
あまりにも急いだため、ホテルとの最後はあっさりしたものだった。アッという間にタクシーに乗ってしまって、両替の女性にちゃんとお礼も言えていなかったと思う。Uberはそれほど来るのが早いのだ。
時刻は21時46分。40キロぐらいか。165エジポンは924円。日本で40キロタクシーに乗ったらいくらだろうか。
ホテル近辺はこんな時間でもまだまだ渋滞。
21時50分、私が道渡りをした交差点を過ぎたあたり。
Uberではアプリがナビをするらしく、運転手はスマホを見ながら進むのだ。
ここで、暇なじゅんこさんが又ビデオを撮ってみた。スピードを出せれば誰も文句はないらしく、クラクションがなくて静かだった。
22時5分。まだ高速らしきところを走っている。
まっすぐ行って街を抜けて右のほうへ。
22時26分、タクシーはスタンドに入った。運転手君は、「ガソリン」と言っていたけど、
ボンネットを開けたので、何をしているのかなと思ったら、給油しているようだった。びっくりして、「タンクが前にあるの!?」と叫んだら、そうだよと言う感じで笑ってうなずかれた。
だけど、これ、ガソリンだろうか。こんなのあるのかな。ガス?誰か教えて。
めっちゃ驚いたところで、スタンドにコンビニがあったので、ホテルで飲む飲み物とかも買っていないため、ちょっと行って来ていいかと聞いたらいいよと言うので、外に出た。
ホテルにコンビニがないと困るので、ジュースとかを買っておこうかなと。
色々揃っていた。
紙パックのジュースと、缶ジュースも買ったのかな。彼にも1本買ったんだ。合計57.9エジポンで、カード支払いで317円。
車に戻り、彼にジュースをあげた。ありがとうと言ってもらってくれた。
彼は絶対にぼったっくらないと分かっていたから、安心してジュースを買えたんだ。まだ30分ぐらいは一緒にいるわけだしね。仲良くジュースでも飲もうと思って。
時刻は22時45分。本当ならもうお風呂に入ってベッドにいる時間。
そして、二股を左に行ったところで、彼が「あ」っという感じでキョロキョロした。
ノボテルホテルは右の道だったみたい。
逆だと気が付いた私からぼったくらない彼は、いきなり国道をバックして二股の最初まで戻った。
そして今度は二股を右に進んだ。
なんて素晴らしい運転。
逆走なんて捕まってもいいような事をさらっとやってしまうなんて、こんなものを見るとちょっと運転したくなってくる。
逆走して戻った道をいくと、ホテルらしき入り口が見えた。
22時45分、到着したかな。
車ごと入り口から入れたけれど、免許証とかを見せなければいけないようだった。セキュリティがしっかりしているホテルだ。空港近辺だしね。
玄関まで行ってもらい、
スーツケースをおろしてもらって、165エジポンを渡して、本当にぼったくられることもなく、気持ちよくお別れした。
まともな人でいてくれてどうもありがとう。
4日目にして3つ目のホテルに到着
前のベルトに乗せるのだ。
人間の入り口はこちら。
流れてきたスーツケース小。
空港付近だからか、夜なのにチェックインのお客さんが多いね。
フロントへ行き、さっき予約したばっかりだけどと言って、スマホで予約番号を見せた。
直前なので確実に予約したかったためホテルグループのサイトからダイレクトに予約したけど、どちらにせよ、会員になっておいたので、ダイレクト予約が一番安かったみたい。
「3泊だね?」との確認後、部屋へ。
もう疲れて廊下だのエレベーターだのを撮る気もせず、部屋へ直行。
ダブルベッドで、
机あり。
見えないけど、私が立っている後ろにはソファもあった。
無料のお菓子もあった。後で1つ食べたけど、甘いしべとべとしてとても食べられなかった。
放りっぱなしのスーツケース大。
その横には鏡と荷物置きなのかミニソファなのか分からないけど、物置があった。
浴槽はないけれど、シャワーは固定とハンドルがある。
お湯を出して確認したら、熱湯かほぼ水かの究極の選択肢シャワーではなく、普通のシャワーのようだった。後は、シャワーを浴びている間に突然止まったり水になったりしないでいてくれる事を願うだけだ。
さて、このノボテル、予約時はドル表示で、決済もちゃんとドルでした。どこかの詐欺ホテルとは違う。3泊246.99USDでカード請求が32991円。1泊10997円。朝食なし。
設備は古いけれど、部屋もエアコンの温度を上げれば暖かくなったし、ベッドもちゃんとしていたし、布団も綺麗だった。エジプトでまともなホテルが11000円というのはきっと安いのだろうと思う。
スーツケースを開けて、お風呂セットを出して洗面所とシャワー室に入れ、着替えの下着とパジャマを出し、熱いシャワーを頭から浴びた。
なんて気持ちがいいの。
やっと全部洗える。
ゆっくりシャワーを浴びても水になることも熱湯になることもなければ止まることもなかった。
今晩はとっても安心して眠れそうだ。
気持ちよくパジャマを着てベッドに行ってタイの調査をしようとしたら、Wi-Fiが弱く、接続がスムーズじゃなかった。
すぐフロントに電話をしたら、今エンジニアが直している最中だと言われた。
夜中の2時になったらスカイプで日本のデルタに電話をしようと思って、それまでには直るだろうと思いながら、Wi-Fiシグナルが悪いなかで色々と調べた。どこへ行こうかなと。
23時56分。カーテンを開けたら、何か見えた。レストランかな。
宿泊は朝食付きじゃないから、明日はホテルでブランチをとろう。夜もホテルで食べよう。どこへも行かないんだ。
ああ、元旦、終わったのか。日本ではとっくに終わっているだろうけど。
朝5時過ぎから不思議な歌で起こされて、それから20時間弱が「めくるめく」だったよ。
元旦の朝風呂を楽しむひまもなく熱湯で火傷しかけて、トイレも流れないで汚物を見せながら苦情を言って部屋を変えてもらい、体も洗わず髪もろくに洗っていないまま朝食へ行き、冷や冷やの朝食が出てきたのでろくに食べられず、部屋交換が終わったからピラミッドへ行けば石の塊を見てがっかりするし、親戚中でピラミッドで働いているかのような男子にぼったくられながら幸せなら金をとろうとしつこく聞かれ、スフィンクスも期待はずれなら、ピラミッドの回りはウンコだらけで、ランチに入ればハエがたかり、味のない肉を食べさせられ、もうエジプトを出ようと思いながらホテルまで歩けば更にウンコだらけゴミだらけで、ばい菌うようよそうな水たまりを頑張って超え、やっとホテルに戻ったらホテルの請求金額が合っていないと知り、部屋は又お湯が出ず、出もしないお湯のために2時間ほど待たされた挙句、1泊分をゴミ箱に捨てるようにホテルをキャンセルし、夜の10時過ぎに又違うホテルへ移動させられたわけだ。
素晴らしい一年になるだろうと思う。
出だしがこれなら、今年も相変わらずの波乱万丈が期待できるな。
頑張っていこうか。
深夜2時、デルタに電話をしたけれど、どうにもこうにもWi-Fiが弱く、スカイプではダメだった。
もう一度フロントに電話をしてWi-Fiが弱いと言うと、「今エンジニアが直しています」と又言われ、
なるほど、そう言うようにとのルールだったか
と理解した。私も多少のホテル勤務経験者なので分かるが、ホテルにはホテルのマニュアルがあるのだ。苦情が多い事項だと、何と返答するかが決まっていたりする事がある。
明日フロント付近から電話してみよう。
ということで、私の元旦は終わった。
たった1日分なのに旅行記を書いたら10記事にもなってしまった元旦が、やっと終わった。