さあてと、来た道と違う道で帰ろう。
こっちから行こうっと。
なんかちょっと、「ノーノー」が軽いトラウマ的ショックで、人用レーンなのか自転車用レーンなのか、歩いていいのかダメなのかが気になって気になって、人が見えるまで不安で仕方がなかった・・・。
ここは、横断歩道マークはあるけれど、歩道を歩いていいのかな。とりあえず行ってみるか。
びくびくしながら進むと、公園が。住宅街ではないのかな。あんまり子供がいませんでした。
カフェならあるんだけど、レストランらしきものは、すごく静かで暗い。
時刻は12時だし、ランチにはまだ早いから閉まっているわけではないだろうに、全然お店が見当たらなかったな。
あそこにテントみたいなものがあるけど、出店だろうか。なんかお土産でも売ってるかな。
でも、その手前の角にレストランを見つけたので、あそこが開いていたなら入りたかった。
やってなかったけどさ。
どうなのかな、フィンランドって。土日は静かなものなのでしょうか。
ちょっとあのマーケットみたいなところへ先に行ってみよう。
あ、何か食べられるんだ。テーブルが出てる。
野菜とかを売っているらしい。普通にただの週末のマーケットなのかな。
ちょうどね、陽が照ってくれました。やっとだよ。ちょっとだけ暖かくなった。ヒューヒューとはお別れだった。良かった良かった。
じゃあ外のテーブルで、あのお店で食べようかな。ちょっと、カードで払えるか先に聞きに行こう。まだ現金ないし。
お店は男の子が1人でやっていました。カード払い可とのだったので、ここに決定。
「何を食べようかな~」とサンドイッチをジロジロ見ていたけれど、冷たそうだったので、温めてくれますかと聞いてみました。意外にも英語がほとんど通じず、後ろで食事をしていた、常連だか知り合いだかのお客さんを呼んで、通訳をお願いしました。
通訳お客さんによれば、温めは大丈夫だよとのことだったので、安心してハムとチーズのサンドイッチを注文。そして、フィンランドのお菓子はあるのと聞いたら、これだよと指さしたものがあったので、何だか分からないけど、それも注文。そして、紅茶。
私のランチ、8ユーロ(1060円)。
サンドイッチ、結構大きいのよ。
紅茶のミルクはどうするのかと思って、ミルクが欲しいよと言ったら、「はい」と言って、牛乳パックごと出してくれました。フィンランド人て、紅茶にミルクを入れないのだろうか。ホテルにもなかったし。段々不思議になってきた。
紅茶にミルクを入れて、さて食べましょうと思ったら、蜂。
ブンブンブンブン。
ブンブブーン。
びっくりして踊るように避ける私。
後ろの数人が、
「大丈夫だよ。放っておけばいい。何もしやしないよ」
と言うのだけれど、刺されてはかなわないし、蜂は蜂蜜が食べられるのだから大丈夫だとは思うけど、アレルギーが怖い。
過剰に反応して暴れるように舞う私が、「アレルギーなんだよ」と言うと、後ろのテーブルの人たちが、「なるほど。納得したよ」とみんなでうなずいていました。
できれば、現地人ならではの「蜂避け方法」を教えて欲しかったけど、みんな納得して食事と会話に戻ってしまった・・・。
やっと蜂が行ったと思って食べ始めたら又やってきたので、いい加減頭にきて立ち食いをしようと思って立っていたら、後ろのテーブルの人が、「あっちのテーブルへ行って、おじいちゃんと一緒に食べなよ」と言いました。
おじいちゃまが1人のテーブル、確かにあったな。
遠慮なくおじいちゃまの元へ。
そしたら、おじいちゃまが、どうぞどうぞという感じで行ってしまった。どかせるつもりはなかったのに・・・。
すいませんと思いながら、やっと穏やかに食事開始。
サンドイッチ、普通においしい。やっぱり温めると全然違う。温めなければ、決しておいしいとは思わないと思うのよ。パンが固めの時は特に。
サンドイッチをご馳走様した後は、フィンランドのものだよと言っていた、何だか分からないお菓子。
ガリガリガリ。
パン系はやはり温めたほうがおいしいし柔らかくなるんだけど、そうではなくて、この白いやつがガリガリガリでした。お砂糖ですね。びっくりした。歯が欠けたかと思った。ここまでジャリジャリのお砂糖は初めてだったけど、後でバルトでも見ました。
最近甘いものデビューしたばかりなのでお菓子のことが全然分かりませんが、もしかしたらヨーロッパでこのお砂糖は普通なのでしょうか。
ひんやりした固めのお菓子は何とも苦手で、おまけに甘すぎたので、半分残しました。おいしかったけどね。
丁度食べた頃に又蜂が出てきたので、休みもせず出発。
通りすがりの人にATMを聞いたら、すぐそこでした。
これ。
120ユーロおろしました。その後10日間のバルトでも、これ以上現金をおろすこともなく、最初で最後のATMでした。
さ、ホテルへ帰ろう。時刻は12時45分。ちょうどいいかな。
あ、サブウェイだよ。ここで食べれば良かった・・・。ホテルからすぐのところにサブウェイがあるんだ・・・。
12時53分。お部屋へ到着。
なぜに枕を1つはねのけられたかを不思議に思いながら、
結婚式の支度開始。
隣のスカンディックパークで、友達カップルと3時半に待ち合わせをしていました。一緒にみんなでタクシーで行こうと思って。だから、15分前に出るとしても、まだ2時間ちょっとある。
とりあえず、ドレスを先に着ようか。
悩みに悩んだドレス。直前に出発を決めたので新しくドレスを買う時間などもちろんなかったけど、そうでなくても、サイズが合わないし、デザインも合わないので、日本ではドレスは買わず、海外で自分の好きなブランドがセールをやっている時、着る予定もないのに買っておきます(欲しいだけだけど)。
というわけで、持っているものの中から選んだのですが、黄緑のエレガントなやつにすればよかった。カーディガンも一緒に。
気に入らないながらも選んだドレスは、もちろんカレンミラン(私のドレスはほとんどがカレンミランです)。イギリスにいた時に購入したもので、スカートが短いから何となく気に入っていなかったのですが、ついに出番でした。
チャックは後ろ。チャックを上げながら、
「もしも1人でなければ、すんなりとこのチャックは上がったんだろうか」
と思ってしまう。
誰かが上げてくれただろうから。
後ろが見えないので、後ろも自分でチェック。うまく撮れない。
写真は誰にでも頼めるけれど、チャックは誰にでもというわけにはいかない。女性の連れなら問題なし。誰でも大丈夫。嫌ではない。男性なら、これは不思議なもので、家族でも嫌です。仲がいい男友達なら、相手によっては多分抵抗はないと思います。
チャックには、血族では超えられぬ壁があるらしい。
非常に生理的な問題ですので。多分これには、「後ろに立たれるということ」、「うなじや背中に偶然触られる可能性があるということ」が大きく関与していると思われます。
だから、片思いの恋をしている相手にチャックを上げてもらうのは、きっとものすごくつらいと思います。
さて、どうしてでしょう。
なんて聞くけれど、答えは謎のままにしておきます。
今回は結婚式で良かったです。違うタイプのパーティーなら、連れを真剣に考えたほうがいいこともあるかもしれない。
英語をある程度話せて、社交的で、海外へ行くのが好きで、知らないパーティーに出席しても嫌じゃないような外向性を持った、ドレスかスーツをちゃんと持っている、それなりに踊れる(チークは私も踊れない)、パーティー以外の旅行中は勝手に1人で出かけられる女男募集中。年齢職業問わず(未成年不可)。
さて、全身もチェックして、
ここで撮ったのが、現在プロフィール写真のうちの1つとして使っているもの。この前髪はもうほぼさようなら。
財布は持たず、カードと10ユーロぐらいを小銭入れに入れて、ハンカチ、ティッシュ等も小さいバッグに入れて、準備完了。
寒いだろうな・・・。
一応パシュミナを巻いて、出発。
3時26分。待ち合わせのホテルはすぐ目の前です。