3日目②「ヨルダン結婚式その2」

取り残された私たちも、各々式場へ向かうことに。

今までのが結婚式で、これから行く式場でやったのが披露宴に値するのか、式場で結婚式が行われてこれはその前の儀式だったのか、 正直言って、 良く分からない・・・。

こうやって家に呼ばれるのは一部の人だけみたいなので、やはりこちらが式だったのかな。






とりあえず、又誰かに運転してもらい、式場又は会場へ。






こちら。

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屋外ね。パーティーが始まるまでに結構時間があったけど、夕方だったし、暑くて大変ということもなく助かった。灼熱下で屋外は厳しいもの。






この会場の建物の出入り口から、もうすぐ新郎新婦が出てきます。

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出入口の前で再び男性友人が踊り出し、二人が出てくるまでずっとずっとずっとずっと、バンドに合わせて踊っていた。

私は、この時ほど男の友情って素晴らしいと思ったことはなかった。男性がスーツを着て、自分の友のため、疲れるだろうに、ずっとずっと踊るのよ。






シラフで。






イスラム結婚式なので、お酒は一切出ません。

シラフであれだけ踊るっていうのは、並大抵のことじゃないと思う。






でも、びっくりしたのはね、新郎新婦も、この後踊るのよ。






登場したときは静かだったけど、

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この写真の位置にくるまで、

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ずっと踊りながらきました。そこはビデオ撮影だったためアップできないけれど、すごかった。

新郎はね、プラスチックだと思うけど、剣をふりかざして踊るのよ。何か、伝統的なものなのでしょうね。それを振りかざすことで新婦を守るとか、そんな感じなのかな。






そして、友人に取り囲まれながら、バンドも一緒にみんな全員で踊りながら会場へ歩きました。






着いてからが又豪華よ。

残念ながら私はちょっと離れた席だしヤシの木は邪魔していたしで良く見えなかったけど、まず、クレーンを借りていて(それだけですごい)、その上にカメラマンが乗って、あらゆる角度から撮影していた。まさに芸能人のコンサートみたいだった。






後ろには大きなスクリーン。これでみんなにも見えるようになっていたけれど、やはり場所が宜しくないので、私はあんまり良く見えず。

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これ、指輪交換をしているところだと思うんだけど、アナウンスがアラビア語だけだったからさっぱり分からなかった。

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まあそれでですね、この後も踊りっぱなしです。






本当に踊りっぱなしです。






シラフでね。






私の席の右隣は日本に留学しているギリシャ人の女の子で、左隣はイギリス人カップルだけど彼女はイタリア人とのハーフでイタリア語とバイリンガルの女の子でした。新郎がイギリス留学していた時代の友人らしいです。






だけど、ずっと向こうの席を見るとやはり黒装束に身を包んだ方々もいらっしゃって、宗教色は人それぞれなことが良く分かりました。

そういった方々は静かだったけど、それ以外は全員踊りに参加していました。ずっとじゃないけどね。






もちろん私も呼ばれて踊りに参加しました。ずっとカメラが回っていた。

本当に「お祭り」。ずっとずっと。

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友達が本気で祝ってくれていました。ずっと一緒に踊り、本当に二人の幸せを喜び、二人もまた来てくれた友達を大事にして、その全員と一人一人踊るのです。






私は、つくづく思った。結婚式が楽しい国では、決して晩婚化は起きないだろうなと。

この風景を見て結婚したくないと思う人はいないと思う。

日本の結婚式は、静かで暗くて堅苦しい。そして、呼ばれた人間、特に女性は結構恐い人がいる。心から祝ってあげればいいものを、花嫁のメイクが今一だとか、挙句の果てにはいい男がいないとか。女として聞いてもムカッとくることがある。

とりあえず、日本ではないこの結婚式では、そんなものは一切なかった。っていうか、ヨルダンの女の子たちがそんな嫌味なことを言うとは思えないけど。あまりにも性格が良かったので。




だけど、こんな豪華な結婚式をやれるのはきっと全員ではないと思う。ご祝儀なしだし、支払いを全額自分たちで出していると思うので、誰でもみんなできるというわけではないと思います。料理も出して、会場借りて、バンド雇って、カメラマン雇って、クレーンでビデオ写して・・・と、本当に豪華だった。

でも、「日本の結婚式とは比べ物にならないほど安いよ」と新婦が言っていました。






さてさてこの宴、後々エスカレートして、花嫁を椅子に乗せて御神輿を担ぐように踊り出していた。そこでももちろん男性陣が大活躍。重いだろうに、椅子ごと担いでわっしょいわっしょいとずっとやっていた。男らしいよね。






そして、この踊り祭り、朝まで続いたようです。

私たちは途中で失礼しました。とてももたないし・・・。






どこにいるのかさっぱり分からず、どうやって戻ろうかなと思っていたら、前に座っていたヨルダンの女の子たちが車で来ていたので、乗せて行ってくれるかと聞いたらOKだったので、ホテルまで送ってもらいました。シラフだから、何人かはマイカーで来ていた。




車の中で、ガソリンが高いんだよねという話をちょっとした。だから、何だか少し気になってしまって、降りる時にいくらかガソリン代として渡そうとしましたが、絶対受け取らなかった。

渡そうとした私も失礼だけど、ガソリン代が高いという話を聞いた手前、何もしないわけにもいかなかった・・・。

でも、本当に性格がいいので、そんなお金をもらおうとも思っておらず、逆に失礼なこと言ってごめんなさいという謝罪で終わってしまった。申し訳なかった・・・。

彼女たちとはFB友達になるのも忘れてしまった。もったいないもったいない。






さて、ホテルに到着後、やっとドレスを脱いでシャワーを浴びてベッドへ。






今日は長かった。

でも、結婚式は終わった。






明日と明後日は「自由日」だ。

車に乗って、私の短い旅が始まる。






でもとりあえず、今晩遅かったし、明日の出発は昼頃にしよう。


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