そして、エル・ハズネを下から。
座り込んで眺めてみる。彼も座り込んで眺めている。彼も写真が好きらしく、もうお互い放ったらかしです。
でも、私はもうあまり興味もなく、3時も過ぎちゃったし、ペトラからはもう出たかった。やっぱり、世界遺産てあんまり楽しくない。新鮮味に欠けるし、人が観光客慣れしすぎているから。
だいたい、死海へ急がないと、死海からの夕陽を逃しちゃう。
写真を撮っていたら、馬車の運転手が何度も話しかけてきました。チケット売り場(出入口)までは結構距離があるので、ここから馬車に乗って行く人が多く(逆もまたしかり)、馬車は観光名物になっています。
幾らでどうだとか言ってくるけれど、さっき沢山払っちゃったからお金がない。いくらならあるの?と言うので500円ぐらいだよと言うと、2人ならそれでもいいよと言うが、彼はまだ帰るつもりはないので、私一人。
「さっきね、お宅のお仲間に予想以上のお金払っちゃったからないのよ。明日帰国だしね、現金持ってないの。クレジットカード使える?」
と、私お決まりのクレジットカード法。
「使えないよ。1000円(ぐらいだったと思う)ぐらい払えない?」と交渉に入るけど、私は完璧に払う気なし。持っていたけど、2,3千円ぐらい残しておきたかったので、「本当にないからダメ」と固く断った。
すると、客がいなくて困ったのか、
「じゃあもう500円でいいから乗せて行ってあげるよ!」
そしてこちらが、「500円ぐらいの馬車」。
笑っちゃったのが、やっぱり500円じゃ本当に足りなかったのか、「誰か乗らないか!」と大声で観光客を勧誘しながら走っていました。
中途半端に終わったペトラ、たったこれしか見られなかったけれど、一番楽しかったのはこの馬車だったかも。
それと、また友達ができたことかな。
ゆっくり行かれる方は、HPをご覧下さい。こちらも開くまで少し時間がかかるかも。
ペトラから出たところに並ぶ露店でお土産を見たかったけれど、時間もないし、お金もなかった。なので、駐車場へ直行。
そして、カラカラになった唇にリップを塗ろうと、車に忘れてしまっていたリップクリームを出してみて、涙。
溶けたか・・・
そうだよね。リップだから溶けるよね。車の中は軽く40度超えていただろうからね。 日陰に停めていたらここまで溶けなかったかもしれないけど、4センチ分ぐらい見事に全部溶けているよ。
もういいよ。
死海へ行こう。
泳ぐわけじゃないけれど、死海の写真だけ撮って帰ろう。
昼食抜きだったので、ランチ代わりに、車にあったスナック菓子を食べました。ジェラッシュで会った女の子がくれたお菓子のうちの一つ。
ありがとう・・・。
死海までは、ここから約160キロ。すごく飛ばしていけば、6時前の夕陽に間に合うに違いない。
とは、かなり甘い発想だった。
私はそのまま数時間ヨルダンを運転する羽目になったのです。
ここで再び、泊まってはいませんが、ペトラ近辺のホテルをご紹介。正直、泊まってゆっくり見たほうがいいと思う。もしもホテルがツアーをやっているのなら、それを利用してもいいと思います。どちらにせよ、車があることが前提です。ホテルまで行けないと困るし。
まずは、ちょっとペトラから距離はありますが、そうは言っても大した距離はなく、車で10分ぐらいかな。マリオットです。 ペトラのビジターセンターまで無料シャトルバスが運行されているようですが、ツアーはやっていないみたいなので、ペトラ入りしてからガイド君たちと交渉となるかと思います。
2軒目は、ペトラプラザホテル。ペトラまでのバスは分からないけど、徒歩20分以内で行ける距離です。見た目、マリオットよりも上。見晴らしも良く、すごく綺麗です。マーケットから近いようなので、買い物もしやすいと思う。
次は、もう少しペトラに近い位置で。というか、完全徒歩圏内の3分以内な場所から2つピックアップ。最初は、「ペトラゲストハウス」。ビジターセンターから一番近いのではないかと思う。日本人宿泊客も多いみたい。
それから、「Mövenpick Resort Petra」。こちらも徒歩1分ほど。口コミにJunkoがありますが、私ではないよ。
結構散り散りというか、町がいい人は町に泊まればいいし、それなりに宿泊施設はありますから、いきなり行っても大丈夫だと思う。安宿もちゃんとあるし。