とりあえず出発
一旦は、ナビをトレーダーズホテルでセット。結構近い。
時刻は11時頃。
即時型だったとすれば、まだかゆくはないから、夜中にはまだ南京虫に刺されてはいなかったかな。
だけど、朝方刺されているかも。ベッドで3匹も見たわけだし。
だとしたら、もうすぐ死ぬほどかゆくなるかも。
でも、かゆみと腫れぐらいなら、たとえ暴れるほどのレベルでも幸運。
どうか神様、それ以外の症状が出ませんように。
かゆみだけなら、とりあえずその辺の薬局へ入って軟膏もどきを買えばいいや。本当なら、病院に行って抗生物質入りの軟膏かクリームをもらいたいところだけれど。
南京虫で頭がいっぱいだったけど、「全然発展してるよね~」と思いながら裏道を走っている途中で、パシャリ。
国道へ出るのためにぐるっと回っているところで、住宅街が見られてちょっと楽しかった。
首都のクアラルンプールは都会だし、ここにいる限り、おそらく病院には困らないはず。旅行保険にも入ってあるし、病院によっては、立て替えなくても済むかもしれない。
まだ全然体もムズムズしていないし、大丈夫そうだ。
ということで、ホテルのチェックインまでまだ時間もあるし、「ホテルに行ってもしょうがなくない?動物園へ先に行こうよ」と、結構のんきに写真を撮りに行く気満々で行き先を変更。
今度は、動物園をセット。
今思い返してみれば、アレルギー症状が出て死にかけるかもしれないところへ、動物上皮アレルギーのくせに動物がいるところへ突っ込んで行こうなどと、良く思ったと思う。
でも、ちょっと、大丈夫かもしれなという安心感もあった。
アレルギーがすごい私としては、虫刺されだと超即時に反応が出るのではないかと期待していたので、11時の時点で出ていないのであれば、このまま行けるかなと思った。
だけど、それよりもずっと気にしていたことがあった。
「刺されたかもしれない」ということを怖がったと書いたけど、その次にというか、こちらの方が怖かったのだけど、「日本に南京虫を持って帰ってしまうかもしれない」ということに悩んでいた。
私の体や荷物のどこかに既に南京虫が潜んでいたのなら、知らないうちにそのまま南京虫を持って帰るかもしれないでしょう。
そして、日本帰国後に解き放たれた南京虫は、やがてそこで生息し始め・・・、ということになるでしょう。
もう日本には、南京虫はほとんどいないはずなのです。そこへ又私が持って帰ってしまうなど、とんでもない迷惑だ。
きっちり自分で始末するよう試みるべきであり、それが出来なきゃ、一人旅などするなということ。
刺されて自分が苦しむ分にはいいけれど、罪もない旅行もしていない人を巻き込んではいけない。
何かしなきゃ。
だけど、どうしたらいいのだろう。
と、非常に暑い中、心は寒いままでのドライブだった。
国道は、3車線のうちは少し渋滞していたけれど、
もっと広くなるとゆったりしてきた。テスコを発見し、懐かしくて一枚。
結構都会なのに、まだビルを建てるらしい。この辺りでまた少し車が増えたけど、
4車線になると、渋滞も又少し緩和。
考え事をしていたらあっという間に着いてしまった。
Uターン(逆車線なので)したら、すぐ標識が見えました。
ドライブ好きには短すぎるほどの時間で到着してしまった。
動物園へ到着
これがメインエントランスだけど、
メインエントランスの駐車場は何故か13時からしか開かないらしく、そばへ行くと「あっち行け」との合図を受けたので、前の車にくっついて行ってみた。
この渋滞が駐車場行きなのかな。
と思って着いて行くと、確かに駐車場だったけれど、満車のようでした。
仕方がなくそのまま進んでみたけれど、どこへ行くのか分からない。
何で入ってきちゃったの・・・・というトラックのお陰でプチ渋滞だっただけかもしれない。
だけど、どこまで進めばいいのだろう。
と思っていたら、やっと又駐車場に着いたけど、又満車だった。大人気だな。
そして、この左に写っている男性に、「あっちへ停めろ」と指示されました。
けれど、「あっち」とは、右側にあったただの草っぱらだった。
写真を撮らなかったみたい。すいません。
田舎に良くある感じ。真ん中だけコンクリで、両脇又は片脇は草っぱらというか、土。下を見ると、ちょろちょろ下水が流れている、みたいな。
「何でこんなところに停めろって言うの?」と車内から窓を開けて聞いたけど、分かっていない様子で、彼はひたすら値段ばかりを言っていました。
4だったか6リンギット(110円から170円ぐらい)だった。ぼったくる一般市民かと思ったけど、領収書を手に持って歩いていたので、一応本当に動物園の人なのかなと思って諦め、現金で支払い、草っぱらに駐車。
ここは安全なのかと聞いてみたけれど、金額の数字ばかり言っていた。
まだチェックイン前で荷物が全部車内だったので、こんな野外の草っぱらに停めておくのは昼間とはいえ嫌だったけれど、大丈夫かなと思って停車。
ネガラ動物園内へ
敷地内へ入ったところで、外を一枚。木が生い茂っているところに路駐しているのは、みんな動物園野外駐車組です。
さて、到着したこの動物園は、おそらくマレーシアのガイドブックにはみんな載っているのではないかと思います。国立の動物園で、「ネガラ動物園」といいます。
正面玄関からは入れなかったので違う入口ですが、もちろんこちらにもチケット売り場はありました。
20人ぐらい並んでいたかな。並んでいる間に、後ろにいた現地の人に話しかけてみた。ジョホールバルの動物園へも行こうと思っているんだと言ったら、ずっとマレーシアに住んでいるけれど、そんな動物園は聞いたことがないと言われてしまった。かなりマイナーらしかった。
自分の番がきて、チケットを購入すると、わたくしめは外国人料金で、53リンギット(約1500円)。現地人がいくらだったか覚えていませんが、カードは使えませんでした。2020年現在も、HPを見ると、カードは使えないようだけど、入園料が88リンギットになっています。こんなに値段が上がることってあるのだろうか。そして、外国人料金が2種類あるけれど、私が行った時は「外国人」という表記のされ方だけだったと思う。
だって、チケットを購入したらね、入口でこんなものをつけられちゃったし。
フォーリナー(外国人)。輪っかをはめられた動物ならぬ外国人・・・。
入場料を支払ったという意味なら、別に「フォーリナー」と書かなくてもいいと思うけど。Paid(支払済)とかでいいと思うが・・・。
さて、動物園の地図が欲しいと言ったら、地図はこちら側の入口では置いておらず、正面玄関に行かないともらえないと言われました。フォーリナー腕輪はしっかりと置いてあったけど。
入場は、12時ちょっと過ぎでした。
地図がなかったので、念の為に入ってすぐの掲示板を撮っておいた。
だけど、園内散歩の前に、とりあえずトイレを探そう。