ウィンドゥショッピング
本日の宿を確保した私は、少し安心してお買い物へ。
一番端まで行って、そこから戻ってくるようにショッピングをしよう。
でも、すごく大きいから、もうこの辺から上へ上がってしまえ。
上へ。
それでウィンドウショッピングを始めたわけだけど、全然面白くない。
そして、すごい人だかり。
クアラルンプールのアウトレットやガーデンズもそうだったけど、何でこんなに買い物をしている人が多いのか、すごく不思議だった。
だって、こういう場所は、全然安くないでしょう。
一部の富裕層のみが私が行った時にだけたまたま勢ぞろいだったなんてことはないだろうし、マレーシアって、私が思っていたよりもずっとお金持ちな人が多く、しかもうんと買い物好きが多いのでしょうか。
ジョホールならシンガポールからのお客さんもいるだろうけど、それにしても多いと思った。しかも、私みたいに見ているだけではなく、本当に買い物をして、買い物袋をたくさん持って歩いていた。
ブランドは、もちろんEUやアメリカからのものが中心で、全然安くなっていないし、何でそんなに欲しいのかさっぱり分からなかった。
人 人 人
で嫌になってしまい、もう、どこかローカルな場所へ行きたくなった。
違うところへ行こう。
というわけで、とりあえずトイレへ。時刻は17時半。30分も買い物していなかったかな。トイレに入るのにまで並ばされたけど。
新進気鋭の女子トイレ。もはや性別などない。
近代的な建物なので紙を流せるような排水の作りになっていたと思うので、ゴミ箱に捨てなくてもいいのではないかと思った。手を拭いた紙だろうけど(後で書きますが、紙ではなく水でキレイにするので)。
さて、駐車場代を払おう。
駐車券は、機械払いで、三井のアウトレットと同じシステムでした。
こんなところまで並ぶのか・・・・、と思いながらも、渋々仲間入り。
レシートがないから分からないけど、ほんの数十円だったと思う。
だってだって
車へ乗って携帯を確かめたけれど、やっぱりまだホテルからの電話は入っていなかった。
マイハリランを見つけてくれたら電話をかけてくれるだろうから、電話がないということは、見つからなかったかのかな。
ショックを受けながらも、「なかったよ」と言われることを覚悟でホテルへ電話をしてみた。
私 「あ、私ね、今朝チェックアウトしたんだけど、ベルトを忘れちゃって、さっき電話したんだけど・・・」
ホテルマン 「ああ君か。ベルトあったよ」
・・・・・・・・・。
私 「そう、それは良かったけど・・・、何で電話くれなかったの・・・・」
ホテルマン 「だって (Because)・・・」
だって だって だって だって なんだもん
という歌詞を今思い出しちゃったので検索してみたら、キューティーハニーの歌だった。
私、見たこともないアニメ(ドラマ?映画?)の歌の歌詞の一部を知っていたみたいだ。あれ、何の話だろう。おっぱいだけ大きくなっちゃった女の子が悪者と戦いながら生きていくという話だと思っているけど、違う気がする。
私 「電話待ってたんだけど」
キューティーハニー 「ごめんごめん」
私 「私が電話していなかったら、ずっと気がつかないよね。結局なかったと思って終わってたかもしれないよね」
これ以下、記憶なし。
ビコーズだったので、責めるでもなく曖昧に終わった。自分でホテルに忘れたのが悪いし。
マレーシアでは頻繁にこんな感じだったけど、この件だけは私がベルトを忘れさえしなければ起きなかったので、ベルトを忘れなければ見なかったはずのマレーシアンな姿だった。
で、何故私がここで長々キューティーハニーを書いたかと言うと、「ビコーズ」なのです。
Becauseって、英検5級の単語かな。一番最初に勉強するレベルの単語。だけど、最初に勉強した時は「なぜなら」という意味でしか習わないはずで、私も中学校時代にそう習いました。
けれど、結構複雑で、「Just because」なんて使い方になると、「ただ~だから」から「理由は聞かないでよ」まで、幅広い訳が可能だと思います。
ビコーズの前後に文章があったならそれ全体で理由になるけれど、ビコーズだけの場合は、「だって・・・」的なニュアンスにもなります。
これの裏付けをとってリンクでもここに貼ろうと思ったけれど、全然見当たらない。紙の辞書まで見たけれど、なし。
大昔に使っていた辞書には書いてあったはずだけど、今はこの説明はやめたのかな。それとも、Just because の意味に含まれちゃったかな。
英語教授がどう説明するかは知りませんが、私がビコーズと単語だけ言われ、かつ、その発音が下がり調子なら、「だってさ」ととらえます。ちょっと強く言われたなら、「Because I said so」と言われたか「Do not ask」 と言われたと解釈します。
自分でこれを使ったことは一度しかありません。何だったか忘れたけど。
実際に言われたことも、多分これで二度目だったと思う。これを教えてくれた人はイギリス人(正確にはウェールズ人)なのですが、最初に使用されているのを聞いたのはアメリカ映画で、それ以来実際に聞いたことがなかたので、あまり使われないのかなと思ったのですが、理由を言いたくなさそうな人からその後一度言われました。
使う時は、発音を上げると伝わらないかもしれません。発音を上げたままにしておくと、私ならその後に文章が続くと思って待ってしまいます。1単語、ビコーズだけで、下がり調子で言えば、言い方によっては、「だってさ」から、「色々あるのよ」までニュアンスが多種出せると思います。
これ、何で辞書とかにないんでしょうね。前はあったのですが。
まあ、そんな訳で、映画を除くと、今回のキューティーハニーが人生二度目の生ビコーズでした。彼の弱々しい下がり調子からして、「だってさぁ」だと思いました。理由なしね。だから聞いても意味がない。
今はジョホールへ行く途中だから戻れないから、帰国が夜便なので、空港に行く前にホテルに寄ると伝えました。
ああ、でも、これでマイハリランが戻ってくる。
何という心地の良い「一安心」。
数百円のTシャツしか買っていないのに数万円のベルトを失くして帰ったのでは、合わないではないか。
良かった良かった。
じゃあ、どこへ行こうか。
時刻はまだ18時前。ホテルまではほんの数キロ。もう一か所ぐらいどこかへ行けるし、どこか、地元のショッピングセンターみたいなところに行きたい。
そして、ちょっとナビで探してみた。「ショッピングモール」で検索したらいくつか出てきたので、
数キロ先にあったこのとってもローカルそうなモールを選択。
出発。17時46分。
閉店時間が分からないけど、急げばまだ少し見られるに違いない。
17時53分。まだまだ明るい。
17時54分。それらしきものを発見。到着、早かったな。
この信号で右折。
ショッピングモールじゃなくて、スーパー?
そして、何だか分からないけど、駐車場に停めてショッピングへ。