次に行ったのは、プラザプレミアムラウンジ。
入ってすぐに、「シャワーはいっぱいで、もうしばらくあかない」と言ってくれたので、無駄な時間を過ごさずに済んだとてもいいところ。
だけど、これで2つのラウンジがダメだったから、何となく一番行きたくなかった空港内のホテルである「サマサマエクスプレス」へ行くことにした。
そもそも潔癖なので夜便の時は乗る前にシャワーを浴びたいのですが、オランダ(KLMのスキポール空港)でシャワーを浴びているうちに、実は長旅直前でシャワーを浴びているほうがフライトが楽だということに気がつき(多分疲れがとれるから)、到着が朝などという今回では特に浴びておきたかったのです。
その上、今回は南京虫があったので、気分的にも冬服に着替える前にシャワーを浴びたかったし、クアラルンプール空港でシャワーを浴びて口コミを書きたかったというのもあった。
いくつも理由が重なったからには、シャワーを浴びないわけにはいかない。
ということで、地図を見てホテルを目指しました。
それらしきものの入口を見つけたので階段を上がってみると、ホテルのフロントが見えた。
フロントの女の子に、「シャワーだけ浴びたいの」と言うと、「シャワールームね」と言われた。ホテルなので部屋も借りられるけど、シャワーだけのためのシャワールームもあるようでした。
シャワールームというのを見てから決めようと思って、見せてと頼んでみたけど、普通は簡単に見せてくれるのに、よっぽど仕事をしたくなかったか、シャワールームを見せてもらうまでも一苦労だった。
シャワールームだけのところは、共同のシャワールームだった。ジムとかの共同のシャワー室ってあんな感じかな。ドアで仕切られたシャワーがいくつかあるだけでした。ちゃんとドアは閉まるのでもちろん外からは見えないけど、全然くつろげなさそうなので、一泊ホテル代を払ってでも一部屋借りてシャワーを浴びることにした。
なので、やはり部屋にしてと言うと、「シャワーだけで部屋?」と逆に聞かれ、笑われた。
うるさいよ
とは怒らず、そうだと返事。
鍵をもらって案内もされずに番号だけ告げられて部屋へ行き、すぐに化粧を落として洋服もポンポン捨てて、シャワーへ。
部屋の写真は撮っていないけど、シャワールームは撮りました。固定シャワーだった。ハンドルシャワーは無し。
ドアもなくあいているので、気を使って浴びても水が外に飛び散ります。
シャワー後は、出してあった着替えをジロジロ見て南京虫がいないかどうかをチェックして、下着を着用。
トレーダーズホテルで洗ってもらったユニクロのヒートテックパンツを出し、ピシピシッとアイロンがかかっていたので、喜んで着ました。
「きつい・・・」
ほとんど食べていないと思ったけど、かなりの心労だと思ったけど、太ったんだろうか・・・。ジャンプしながらヒートテックを履きました。
空港に到着した時は暑かったけど、出発側はめちゃくちゃ寒いので、冬物で全然OKだと思います。サマサマホテル内はさらにクーラーが強く、ヒートテックがきつく貼りついていても全然暑くもない。
さて、そこで私は無言に。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
どうやら再び海外旅行と生理が重なる確率を上げてしまったみたいだった。もう半日待ってくれたら日本に着いていたのに、よりにもよって、最後の最後に空港でこなくても。
そう思った私は、やっぱり「海外旅行と生理」の記事を書いたほうがいいのではないかと強く思い、帰国してから書きました。そしてその記事は、今ではほとんどの旅行記を抜いて毎日必ずアクセストップ5に入っています。やっぱりみんなが気になる題材だったらしい。
さて、まあ仕方がないかと思って、髪の毛を乾かしに再びバスルームへ。
ドライヤーを使おうとしたけど、使い方が分からない。
おかしい。
嫌だけどフロントへ電話して、ドライヤーの使い方が分からないからちょっと来てと言いました。
しばらく待ったけど、こない。
やっぱりこない。
なんだか前にあったようなシチュエーションだなと思いながらも、やっぱりこない。
私の部屋はフロントから一番近い部屋だったので、ドアを開ければフロントが見えた。
ドアを閉めると鍵がかかるので、体を半分だけ出して、のそっとフロントをのぞいてみると、女の子3人にお客さん1組。
少なくとも客人がいるんだから待とうと思い、また待つことに。
でも、来ない。
もう一度ドアを開けてみると、客人ゼロ。
仕事もしていない模様。
こりゃあ来る気がないよなと思って、仕方がないから靴を履いて髪の毛ビショビショのままでフロントへ。
私 「あのさ、電話して来てって頼んだんだけど」
フロント 「ああ、ドライヤーでしょ」
分かっているのになぜ来ない。
私 「・・・。そう。オンにならないの」
フロント 「ドライヤーでしょ。つかないの?」
私 「そう、ドライヤー。オンにならないの」
フロント 「なんでならないの」
それを聞いているのだが。
私 「知ってたら呼ばないけどね。仕事してないんだったら来てくれてもいいんじゃない」
嫌そうな彼女を連れて部屋へ行き、ドライヤーを見せました。
「つけられるもんだったらつけてくれるかな」
Coolの上の3本のラインのところを押しながら上か下へ移動すればつくのが普通です。だけど、この3本のラインのところは固定されており、全く動かないようになっていました。要するに、電源ボタンがないのと一緒であり、これでは当然スイッチはつきません。
女子はドライヤーを見てやっと納得がいったようで、メンテナンスを呼ぶと言って出ていきました。
そして、しばらくすると電話がなり、「ハロー」と出るなり挨拶もなく、
フロント 「部屋替えたい?」
ムッカァァァァー
と言ってしまいたかったけど、
私 「部屋をわざわざ替えなくても、ドライヤーだけ使わせてくれたらいいじゃない」
と、私としては、隣の部屋にドライヤーだけ借りに行くつもりで言いました。
だけど、「ドライヤーだけなら、シャワールームにドライヤーあるからそれ使ってよ」と言われ、何で高いお金を出して部屋を借りて結局シャワールームに行ってドライヤーを使うのだと思いながらドライヤーを使いに行きました。
そして、あっという間に休んでいる間もなく時は過ぎてしまい、すぐに出ないと買い物すらあやしい時間になっていた。
というわけで、会計。
フロント 「もう帰るの?」
私 「そう。いくら?」
フロント 「60.26ドル」
私、カードを出します。
フロント 「何?1時間ちょっとにこんなにお金払うの?たったそれだけで60ドル?キャハハハハッ」
あんたたちの仕事が早く嘘がなければもう少し時間があってゆっくりできたんだけどね。シャワーラウンジを3軒回った上にドライヤーのために随分待たされたからね。
早く買い物へ行こう。
※ブッキングコムから予約できるようなので、一応リンクを貼っておきます。同じホテルだと思うのですが、改装しているのかもしれません。シャワーが違うし、部屋も広そうなので。