駅のチケット売り場へ行って次の電車の時間を聞くと、まだしばらく先でした。外には何もなかったけど、駅の中に小さなカフェがあったので、ホットチョコか何かを飲みました。
後は、外のベンチに座ってひたすら電車を待っていた。小さなドラマを眺めながら。
目の前に高校生らしき女の子グループがいて、そのうちの一人の女の子を真剣に口説いてる男の子がいました。 ところがこの男の子、結構強引に、でも草食系で弱々しく口説いていたんだけど、女の子に完全に嫌われていた。
何を言っているか分からなかったけど、ボロクソ言われているのだろうなと思った。そんな雰囲気だった。彼女、強くて良かった。立派な女性になると思う。
彼女が彼を追い払ってから彼女に話しかけてみたけれど、全然英語が通じなかったので諦めました。お嬢ちゃんと話したかった・・・。
そして、ようやく電車が到着。
席はどこだ。
私はイタリアで電車に乗ったことがなかったので、乗り方が分からなかった。適当に座っていいんだなと思って座っていたら、車掌さんがチケットをチェックしに来ました。
そして、何かがないと言っていた。
イタリアでは、電車のチケットを購入後、ホームにある機械にチケットを入れて日付を押すとかパンチで穴を開けるとかするらしい(どちらか今でも知りません。その後もう一度電車に乗りましたが、あとは車なので)。
そして、それをやっていないと罰金なんだって。外国人に厳しいルールだ。言われなきゃ分からないじゃないか。
前に座っていた女の子が少し英語を話したので、そんなことを説明してくれました。そして、イタリア人だったけど、何故か彼女もチケットを機械に通していなかったらしく、2人で罰金。
でも、車掌さんが「二人で一人分の罰金でいいよ」と言っていると彼女が説明してくれた。「君たちは今日はラッキー」だって。
罰金ディスカウントの国、イタリア♡
いくら払ったか忘れたけど、現金でそれほど高くありませんでした。二人で割り勘だしね。2,000円ぐらいかな。全然違うかも。
さて、ディスカウント罰金電車は、しばらくしてアルゲーロへ到着しました。
みんなは降りてそれぞれどこかへ行くが、私はポツリと立ち止ったまま。
そりゃあそうだ。駅など知らない。乗ったところはバス停だ。
見るからに、海沿いからは結構離れているであろうことは分かりました。
タクシーも見当たらないし、バスで行こうか。バス停、どこだろう。誰かに聞こう。
でも、人がいない。駅なんだけどね。降りた乗客はみんな散り散りだし。海沿いのほうがずっと人がいる。泊まるなら海沿いがいいよ。
きょとんとしていたら、若い女の子が通りかかってくれた。ホテルに戻りたいんだけどバス停はどこですかと一生懸命聞いてみました。
ホテル名が「カタルーニャ」でイタリア読みの発音だったし、バスはイタリア語でブスだから、バスでホテルへ行きたいと言っていたのは分かってもらえたらしかった。彼女がバス停を教えてくれました。
そして、すぐにバスが到着。運転手さんも英語が全然通じないけど、やはりホテル名を言ったら分かってくれた。英語名のホテルじゃなくて良かったなと思った。多分英語では通じなかった。
あっちの方へ行くから乗りなよ的ジェスチャーに安心して乗車し、ホテル付近で「ここで降りて」の合図がきたので降りました。
だけど、どこですかここ・・・。
ホテルが見えるほど近くで降ろしてくれたわけではなかった。全然思っていた場所と違った。
のんきにスーパーにも寄りながらフラフラ歩いていたら、見覚えのある風景が。思っていたほどホテルの遠くではなかったようです。良かった。
何時だったのかな。多分もう遅かったと思う。
この日の夕食は、探すのが面倒になり、変なバーに入ってしまった。
そして、ペンネアラビアータ。
全然美味しくなかったよ。もったいないことをした。ちゃんと時間を遣ってまともなレストランを探すべきだった。貴重なサルディーニャの夕食を無駄にした・・・。
明日に期待しよう。