水星とは、惑星の水星のことなのですが、この星、年に3回から4回逆行します。
逆行と言っても、本当に逆に行っちゃうのではなく、そう見えている状態のことを言います。
そして、逆行中は何らかの障害やアクシデント、遅延、キャンセルがあると言われています。
「何で水星?何の星?」
火星だって木星だってみんな逆行はするのですが(逆行しているように見えることがあるのですが)、水星が旅行の星だということもあり、私は今ではこの逆行時を除いて旅行をするようにしています。
旅行の他、水星と水星の逆行が象徴するものは、知性、学問、移動、コミュニケーション(書くのも話すのも全て)、通信、IT、契約、車(乗り物)、遅延、失くしもの、その他、神経とか、私には全部挙げられないけど、いっぱいあります。
旅行って、予約(契約とコミュニケーション)しますよね。しかも今ではオンラインが多い(通信、IT)。そして、飛行機(乗り物)に乗って行く(移動)わけで、しかも私は車にも乗るわけで。
もうこれは、水星が大好きそうなことなので、そもそも小さなアクシデントだらけの私が、さらに小さなアクシデントではたまらないので、できるだけ避けようと思うようになりました。
「何か、大変なことなの?」
旅行という時点で水星にあてはまってるので、それ以外のキーワードと関係なくても、小さいアクシデントは結構あると思います。
遅延や障害、アクシデントというのは、自分又は相手(又は関係者)がそのことにつきケアレスミスをするとか、忘れ物をするとか、単純についてないとか、いつもそんな感じでした。
でも、何があっても、致命的ではなく、修復可能なケースばかりで、旅行で大怪我したとか、そういう大変なことは、水星ではなく他の惑星(火星とか)との角度を見て下さい。私の人生で、水星逆行だけで一大事になったことはまだありません。
英語の記事で、How to survive Mercury(水星) retrograde(逆行) という書き方しているものがありましたが、サバイブほど大げさなものじゃないと思います。そんな、「泳いでたらジョーズが来たがどうするか」みたいな話ではないし・・・。
特に私はもう慣れたので、何てことなく過ごしています。きっと皆さんも慣れます・・・。
「最近の逆行はいつだった?」
GMT(イギリス時間)の通りの月日でアップしたくて英語で検索してみたけれど、どれが正しいか今一自信がないまま下記の通り日付を出します。
現在お住まいの国が日本なら(日本時間であてはめるのなら)、9時間(夏季は8時間)足すので、日付が1日前後するかもしれないけれど、逆行の影響は逆行が始まる日にち数日前から始まり、終わりにかけて少なくなるので、私はいつも多めに計算しています。
私の人生の統計で言うのなら、大体5日前ぐらいから影響が始まり、終了2日前にはほとんど影響は終わっています(5日前だとまだ早い)。例えば1月10日から30日まで逆行だとすると、私が身構える影響日は、1月5日から28日までです。
下記が2005年から2016年までの過去の逆行月日です。この間に旅行又は旅行の予約をしたことがあるなら、どんな旅行だったかちょっと思い出してみてください。
2005年
3月20日~4月12日
7月23日~8月16日
11月14日~12月4日
2006年
3月2日~3月25日
7月4日~7月29日
10月28日~11月18日
2007年
2月14日~3月8日
6月15日~7月10日
10月12日~11月1日
2008年
1月28日~2月19日
5月26日~6月19日
9月24日~10月15日
2009年
1月12日~2月1日
5月8日~5月30日
9月8日~9月29日
12月27日~2010年1月15日
2010年
最初の逆行は年を跨いで1が15日終了です↑
4月18日~5月11日
8月20日~9月12日
12月10日~12月30日
2011年
3月30日~4月23日
8月3日~8月26日
11月24日~12月14日
2012年
3月12日~4月4日
7月15日~8月8日
11月6日~11月26日
2013年
2月23日~3月17日
6月26日~7月20日
10月21日~11月10日
2014年
2月6日~2月28日
6月7日~7月1日
10月4日~10月25日
2015年
1月21日~2月11日
5月19日~6月11日
9月17日~10月9日
2016年
1月5日~1月25日
4月28日~5月22日
8月30日~9月22日
12月19日~2017年1月8日
「旅行の日を良く覚えてないから思い出せなかったけど、例えばどんなことがある?」
なんとなくの具体例をまとめてみました。
例 スモールサイズなトラブル(余裕で修復可能レベル):
フライトのイーチケットがメールで届かないので問い合わせてもう一度送ってもらった。
ボーディングパスに書いてあったフライトの席番号が間違っていたか、ダブルブッキングだったが、隣の席が空いていたのでそこに座った。
1人で予約したのに2人になっていたとか、朝食付きで予約したら朝食なしになっていたとか。
観光に行こうと思っていた場所へのバス等が動いていなかったので、違うルートで行った。
例 ミディアムサイズなトラブル(修復に少々の時間と労力がいる):
ホテルの住所表記が間違っており、現地の人も誰もそんな変な住所は知らず、探すのに一苦労。
そもそも予約ができていなかった(ので少しもめたが、空き部屋があったので宿泊可能)。
部屋はあったが、部屋の機械等が壊れていた(ので直してもらった)。
飛行機の出発が数時間遅れた(が、乗り換え便は特にないか数時間の待ち時間があったので問題はなかった)。
どこへ行ってもなぜかネットがなかなかつながらない。
例 ビッグサイズなトラブル(修復に多大な労力又は金銭を要する)
しょっぱなから飛行機に乗り遅れたが、格安便は変更できないのでフライトはキャンセル、再びフライトを全額払って取りなおした。
スーツケースを失くされた(永久にではなく、いずれ出てきます)。
ホテルは予約されておらず、満室だと言い張られ、他のホテルを探すはめになる。
お目当ての観光場所は閉鎖していた。
スマホをちょっと壊した。
パソコンがおかしい。
やっと帰れると思ったら、飛行機は天候によりキャンセル。
特例 ミニサイズ継続型のJunkoにありそうなパターン(全て諦めてそれをエンジョイするに限るレベル):
空港までの移動の電車に間に合わないと思って急いだら、飛行機の中で使う耳せんを忘れたが、まあいいかと思って諦めてタクシーへ乗って駅へ。
タクシーの運転手さんに間違えて反対の改札口で降ろされ、スーツケースをガラガラ引いて汗だくにはなったが、無事空港エクスプレスには乗れた。
搭乗時間にはちゃんと間に合ったので、安心して入って行ったら何故か自分だけ止められた。
「何人かに一人はこうやってチェックしなくちゃいけないんです、すいませんねぇ」
と、謝られながらボディチェックをされ、
「なぜその何人かに一人が私なんだろうか」
と聞こうかどうしようか迷ってるうちにチェックが終わり、自分がどれほど怪しかったか聞けないまま日本を離陸。
飛行機に乗ってすぐ転寝(うたたね)していると、その間に食事が配られたらしく、ふと目を開けると、「起きたらお知らせください」のカードが置いてあったので行ってみたが、もちろんメニューは既に1種類しか残っておらず、残ってる方だからきっとおいしくないんだろうなと思って食べたら、本当にまずかった。
旅先に到着後、空港で何から何まで待たされ、もう疲れたとタクシーでホテルへ行くことにしたら、心なしかぼられる。
ホテル到着時にはフロントに自分しかいなかったが、丁度入ったどうでもいいメールを確認するのにスマホをちょっと見ているうちに団体客がきてしまい、団体客の行列におまけのようにポツンと並ぶはめになる。
やっと鍵をもらって入った部屋は予約と違い、ものすごくグレードダウンした家畜小屋のような部屋だった。
再びフロントに行き、予約したのは家畜小屋ではない旨を告げ、本当に自分が予約した人間部屋へやっと入室。
いつものようにお湯をチェックすると、いつものようにお湯が出ない。
フロントへ電話して誰かに来てもらい、お湯が出ない原因をつきとめ、ただ単にボイラーの電源が入っていないだけだったので、スイッチオンで終了。
やっとのことで落ち着き、お風呂を入れてゆっくりつかって眠りにつくが、隣のカップルのアモーレの声で起こされる。
そこで忘れてきた耳せんがどれほど自分にとって重要な物だったか思い知らされる。
翌朝、寝不足のまま観光するが、行く予定だった動物園はお休み。
何で休みなのかと通りすがりの人に聞いてみたら、賃金上げろのストライキだそうな。
「賃金アップしてあげたらいいじゃない!」と、誰一人動物園の人を知りもしないのに、無駄に気持ちだけストに参加してみるが、どうあがいても動物園へは行けないので諦める。
ではご当地料理でも・・・と思うが、ストの影響か、近所のレストランは閉店が多い。
どこでもいいやと適当に入ってみた店は、想定外のモロッコ料理。
昼食後、気を取り直して、綺麗なビルの写真でも撮りに行こうと中心地へ行くと、傘もないのに雨に降られる。
少しぐらい濡れてもいいやと思っていたら大雨になったので、カフェに入ろうと思ったら、ちょうどそこに綺麗なかわいいカフェがあって、「ラッキー」と、旅行中初めて思い、入ってみる。
雨宿りした途端に小雨になるも、おいしいホットチョコレートに満足し、この旅行初めての小さな幸せを満喫していると、知らない人に話かけられ、お友達できるかしらと喜んで話していたら、偽物のバイアグラを売りつけられた。
「何で買わないんだよ!」と逆切れされたが、無視を貫き、カフェを出る。
適当に街中の写真を撮っているうちに疲れてしまい、今日は帰ってホテルのレストランで食事をすることに。
ホテルのレストランはやっぱりおいしくなくて、少しモロッコ料理が恋しくなる。
部屋へ帰ろうとしたら、エレベータがメンテナンス中で使えない。
273回ほど休みながら、7階の部屋まで階段で上がる。
翌日の最初の予定が「筋肉痛」になったので、それに合わせて予定を組もうと、近場に何があるかネットで探すことに。
Wi-Fiのつながりが悪く、2時間ほど格闘してみたが、イライラし過ぎて苦しみ始めたのでやめる。
自由だし、明日も適当に行くか・・・と思って寝ようとしたら、昨晩の隣のカップルのアモーレを思い出す。
今晩も睡眠を邪魔されては困ると思い、枕を逆にして寝ようと思ってセットして横になったら、頭から落ちる。
「旅行を避けたら、それでいいの?」
もちろんそういうわけには行かないので、私の逆行時の心構えを例にして書いてみます。
① キャンセルになると思うこと
前から約束していたことは、キャンセルになるというケースが多いです。今のところ、その確率は90%以上ぐらいと、かなり高いです。
相手からキャンセルということもあるし、自分が他の用事が入ってキャンセルになるということもあります。
② 突発的に何かがあるのは当たり前
何かがあるつもりで、少し日程に余裕を持っておくようにしています。
突発事項のために予定を変更せざるを得ない場合、突発的に起こった方がキャンセルになるということは、今までまずありませんでした。
そして、突発事項がいいことである確率は非常に低かった・・・。ラッキーにも高額でくじが当たるとか、そういうのはまだないです・・。いいことであった場合は、偶然昔の知人に会うとか、サプライズ的なものでした。
③ 移動時間が長くなるはず
電車が止まるとか、何故か渋滞にあっちゃうとか。
そんなことは日常的に起こるのですが、逆行時は何故かいつも本当に遅れます。相手も遅れてきます。
④ 移動・IT・通信の機械がおかしくなる予定
移動に関係するもの、エレーベーターとかも含めて。自転車から、きっと三輪車まで。
IT・通信は、スマホからパソコンはもちろん、ファックスとか、きっと糸電話まで。
打撃が大きくても、回復可能だと思っています。車が完全に壊れても、新しい車を買う金銭的余裕があるという広義の意味も含めて。
⑤ 高くて新しいものを買ってはいけない
新し車を買う金銭的余裕があるとしても、私なら逆行時には買いません。壊れてることが多いから。
昔、デスクトップを買ったらまんまと壊れていました。ハードディスクまで損傷していて、新品なのに電源すらつかず、丸ごと取り替えでした。ソニーのバイオでした。5年ほど前、ガラケーを機種変更した時もダメでした。画面がおかしくて、取り替えでした。
因みに、「高くて新しいもの」と書きましたが、値段の問題ではなく、安いと被害が少ないので、まあいいやと思っているだけです。
物が壊れたりするけれど、新品取得もまた難しい期間だと思っています。
⑤ 物を失くすか忘れるほどぼけている
紛失や忘れ物も水星逆行に良く言われることだけど、私はこれ、どちらかと言うと、水星は知性の星でもあるので、脳がうまく働かず、すっとぼけているだけのような気がしています。
私のすっとぼけは1年380日ですが、逆行時はすっとぼけを超え、記憶喪失もどきになってることもあります。かと思うと、やたらに知性が働き、凄まじく書きだすこともあるけど。
「今後の逆行はいつ?」
これを書いているのは2017年の1月なので、今後の逆行を2020年まで書いておきます(イギリス時間)。
2017年
4月9日~5月3日
8月13日~9月5日
12月3日~12月23日
2018年
3月23日~4月15日
7月26日~8月19日
11月17日~12月6日
2019年
3月5日~3月28日
7月7日~8月1日
10月31日~11月20日
2020年
2月17日~3月10日
6月18日~7月12日
10月14日~11月3日
「逆行中は、いつも何してる?」
逆行時ならではのことを楽しんでいます。
一番うれしいのが、「再会」と「再開」と、「追いつき(遅延取り戻し)」です。
逆さに行ってるからか、やろうやろうと思ってやってなかったことをやるのは丁度いいです。メールの返事をずっと忘れてたけど、やっと出すとか。
待ちに待ってた物が届いたりもします。やっと相手が送ってくれる気になってくれるので。
あと、ずっと話してない友達からふいに連絡が入ったりとか、やっと会えたりとか。
新しく何かをすることには向かないと言われていますが、何かをしようとしてもうまくいかないかもしれないけど、致命的ではいだろうし、遅れたりアクシデントがあるだけなので、始めてみるのも面白いかも。
実は私、行けるかどうか分からないけど、2017年の夏にフィンランドの結婚式に呼ばれており、それが逆行時に当たります。「再会」が目的だし、うまくいくかも。大学院時代の友達とか、来るだろうから。行けるといいな。行ったら報告します。
「逆行は毎回似たようなもの?」
逆行と言っても、何も起きないこともあり、それが何年も不思議でした。
最近になって、ホロスコープソフトのお陰でその謎が解けました。
逆行している星座、例えば乙女座(8月末から9月頃)での逆行なら、乙女座に水星がある人とか、乙女座と同じ地の星座である(山羊と牡牛)人とかに影響があるとか、柔軟宮の人(双子・魚・射手)も影響があるとか言われるのですが、私にはあまり実感が湧かない説明でした。
だからずっと不思議だったのですが、先月からホロスコープソフトを使うようになって、空の水星が自分の出生時のどの惑星にどのように当たっているかで異なるのかなと思いました。逆行により、それが強調されるのかな、と。
2017年8月の逆行時の角度はとてもいいので、もしフィンランドへ行けたら、むしろ素敵な時間が過ごせると思っています。フィンランド以外も行くでしょうから、ちょっと安心しました。
ところが、2017年の4月の逆行時はよろしくない角度です。しかも相手は私の水星です。水星 vs 水星で、ついにスマホかパソコン壊れるかなと思ってるけど、そんなもので済めば助かります。8ハウスでの逆行なのでちょっと嫌な予感もするけれど、人に言える範囲で何かあったら報告します。
因みに、直近の逆行、2016年12月からの逆行時は、愛情や人気の星である金星にいい角度でした。そして、家庭のハウスである4ハウスでの逆行で、1年半振りに母上を施設から外泊させて家で数日過ごすという、素敵なお正月となりました。
ね、悪いことばかりでもなさそうでしょう?
今では、結構好きなのですよ。
ただ、旅行への障害はちょっと嫌なのよね。一生に一度の数日だし。
今後逆行時にどんなだったか、できるだけ追記して行きますね。
以上、皆さんも、逆行時の旅行は、一応お気を付けて・・・。